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山登りと旅行の雑記帳です。

葛根田川~明通沢(2日目)

2015年08月17日 | 東北地方の沢
朝、某大学ワンゲル部が3時ごろからガサゴソ動いていたので起きてしまった。

寝付けなかったので焚き火を起こしてまったりする。

ワンゲル部は5時前に出発していった、早すぎでしょ。

準備を整えて6時出発。
今日は前回遡行した北ノ又沢左俣から八瀬森山荘に抜けるのではなく、右俣からそのまま大白森を抜けて明通沢から最短ルートで下降する。

テン場からすぐに二俣。


ここから右俣に入る。。

すると、すぐに大滝。


ここは右岸から高巻く。
踏み跡がなくてけっこう藪漕ぎ。

あとで記録を見てみると右側から直登している記録があった。

でも空身で登ったりと結構大変そうなので自信のある人はどうぞ。
途中でプロテクションが取れなさそうなのでかなり怖そう。

高巻きから降りたところで5mほどの滝。


ここは倒木を利用して右から登る。

この先はキレイなナメや小滝が続く。






右岸からのキレイなスラブ滝。


この滝を過ぎると5mほどのナメ滝。


そして15mほどの滝。


傾斜はないけど念のためロープを出す。




左側を快適に登れる。

この先も登れる小滝やナメが続く。










そして源頭となり藪に入る。


なるべく藪漕ぎにならないように沢筋を進んで行き、少しの藪漕ぎで湿原に出た。


これが大白森なのかな。
なんかもっとでかい湿原をイメージしてたんだけど。

現在地にイマイチ自信がないので、一旦登山道に抜けることにした。

しかし、ここからの藪漕ぎがひどかった。
登山道にすぐ出るかと思ったけど、背丈以上のネマガリタケに悪戦苦闘。
地形図を見ると直線距離で100mもないはずなんだけどなかなか登山道に着かない。

コンパスで方角を確かめながら藪漕ぎすること50分。
ようやく登山道に到着。


いや~疲れたわ。。

少し休憩して明通沢の降り口まで移動。


高度計で1300m地点から藪に突入し、30分ほどで沢筋に。

ひたすら下っていくと沢筋も発達してきて水量が増えてきた。

明通沢は本流に合流するまでに4回ほど懸垂。




15mくらいの滝の懸垂もあった。


本流に合流。


あとは難しいところもなくキレイなナメ床の沢を下っていく。




やがて橋に突き当たり、ここからは廃道をひたすら歩いて地熱発電所の駐車スペースへと戻った。


このあと雫石プリンスホテルで風呂に入って、岩手大学生御用達の激盛りの店で飯を食って夏休みが終わった。



今回の反省点は葛根田川は超有名な沢なので右俣も簡単だろうと勝手に思っていたこと。
事前に何も調べないで地形図だけで行ったら滝はけっこう出てくるしルートファインディングも渋くて藪漕ぎたくさんしちゃったしでなかなか厳しい山行になってしまった。
ちゃんと調べていたらもうちょっと余裕をもって行けたかも。
初心者のシゲタには藪漕ぎでかなり苦労させてしまって申し訳なかった。
これに懲りずにまた沢に行ってほしいな。

東北まで遊びに来てくれた後輩に感謝!

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