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山登りと旅行の雑記帳です。

石筵川沢登り

2018年05月20日 | 東北地方の沢
山仲間のニシさん、昭和山岳会のTさん、Sさん夫妻の5人で今シーズン最初の沢登りに行ってきました。

場所は安達太良山を水源とする石筵川。
安達太良山には夏と冬に計3回登ったことがあるけど、ここに沢登りのできる沢があるなんて知らなかった。
安達太良山に違うアプローチで登れることに行く前からワクワク感でいっぱい。

石筵川は安達太良山の南西面を流れる沢。
入渓は磐梯熱海ICから30分ほどのところにあるふれあい牧場先の登山口。


ここでSさん夫妻と合流し出発準備。
今回は沢中一泊の行程でゆっくりと登る計画。

登山口から銚子ヶ滝へと続く道を下って行き入渓地点へ。


ここから遡行開始。


前日までの天気予報では雨マークだったのが来てみると天気は晴れ。
上空では強風が吹き荒れているものの沢の中は平穏。
難しいところもなく新緑の中、快適に遡行していく。


しばらく行くとこの沢最初で最後の核心10m2段滝。


1段目が悪いのでロープを出して通過。

2段目は水流の右側を登る。


この滝を超えると長いナメが現れる。






とってもきれい。

思っていた以上にステキな沢だ。

この先も休憩を交えながら登って行き、1,200m付近でビバーク。

テント設営後、焚火を囲みながらTさんが釣ったイワナと途中で採取した山菜などで宴会。


しかし、夜になるにつれて気温が低下。

焚火をしているものの、あまりの寒さにコップを持つ手が震えるほどに。
焚火宴会はお開きにしてテントに移動して再び宴会開始。

Sさん夫妻の楽しいお話を聞きながら10時ごろ就寝。

翌朝起きてテントから顔出すと、白いものがちらほら。
まさかの雪!?と思ったら、本当に雪が降っていた。

ほんの少しだったけど、沢登りで初めて雪が降るのを目撃した。

朝ごはんを食べて7時出発。

幸いにも、出発のころには雪も止み青空が見えてきた。


石筵川はこの後も難しいところはなく適度な滝を越えながら遡行していく。


10m幅広滝。




1,380地点の二俣。


ここは左俣の本流を行く。

段々と標高を上げていくと安達太良山の山頂が見えてきた。


山頂にはものすごい数の人。

安達太良山ってこんなに人気の山だったっけ。

途中からは雪渓も出てきて歩きやすい。




雪渓の上を歩くニシさん。




かっこいい。

最後のツメを登り




このまま藪漕ぎもなく安達太良山へと続く稜線にひょっこり出た。

稜線からは大展望。

遠くには雪をかぶった飯豊連峰の姿が。


あぁ、また飯豊に行きたいぜ。

眼下には火山口。


登ってきた石筵川源頭部。


天気はほぼ快晴で素晴らしい景色を堪能。

せっかくなのでみんなで山頂で記念撮影。


楽しい沢登りでした。

少し休憩して下山開始。

当初は安達太良山山頂を経由して下山することも考えていたけど、こちらのルートだと船明神山ルートと比べると1時間半近く余計にかかることに。

皆さんの意見で船明神山ルートで下山することに決定。
ちょっと残念。

この後は登山口までひたすら下山。

新緑の中、春ゼミの鳴き声を聞きながら歩くのは気持ちがいい。

最後は牧場に出て駐車場到着。


昨日は我々の車しかなかったのに今日は10台近くの車が止まっていた。
みんな安達太良山登山者なのかな、さすが日本百名山。

今シーズン最初の沢登りは最高のスタートだった。

8月に白神山地に行くので、それまでにもう1本は沢に行っておきたいな。

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