ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



宝扇堂タバコ店、アサクラ喫茶店、すずめ化粧品店。台東区上野1-15。1990(平成2)年7月22日

昌平橋通りから、春日通りとの天神下交差点の南にある交差点を東に入ったところ。黒門小学校の北の通りで、この通りの北側は文京区が出っ張っていて湯島3丁目である。
写真右端の空き地は昌平橋通りに面した角地で、秋田相互銀行東京支店があった。
現在はすずめ化粧品店が取り壊されて空き地になっているが、他の仕舞屋を含めた3軒の家は健在だ。2003年に撮った写真ではアサクラは「コーヒーとカレーの店」のテントはそのままだが赤提灯を下げている。居酒屋になっていたらしい。
この辺りは湯島天神下に含めていいかもしれない。天神下は戦前は花街だったという。「宝扇堂」は住宅地図にあった名前だが、なんとなく以前は芸妓さん相手の商売だったのでは、と思わせる店名だ。

左:アサクラ。1988(昭和63)年頃。右:カメヤ質店。上野1-12。1988(昭和63)年頃

カメヤ質店は黒門小学校の南の通りにあった。袖看板を建物の中央に置いているのは珍しいかもしれない。建物はビルの立ち並ぶ中に今も残っている。しかし建物というハードウェアだけを見てもあまり惹きつけられるものはない。質屋という店があって、「看板建築の質屋さんか。他では見かけたことがないな」となる。

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