ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




民家。神奈川県横須賀市汐入町4。2002(平成14)年2月9日

汐入子乃神通りの汐入南郵便局(現在廃局)から家屋にして南へ10軒ほど先に、目立って立派な出桁造りの民家がある。10軒ほど飛ばしてしまったが、詳細に見れば汐入南郵便局と写真の民家の間にも、通りの両側に古い家屋が10軒以上残っている。写真の民家が目立つのは、家屋そのものの高さが高いのと元の状態がわりとよく残っているからだ。1階の半分が硝子引き戸なので、その部分は中は土間で、昔は商品を置いで卸業でもしていたのではないだろうか。

その民家から1軒おいて大黒湯。周辺は駅前の商業地からは離れた住宅地で、この辺りの家はみな浴室は備えていると思える。よく商売が続いているものである。建物はいつ頃建てたものなのだろうか? 戦後まもなくのように見受けられるのだが……。

汐入子乃神通りは谷筋を山へと登る坂道で、坂本町に入るまで、まだしばらく続く。ストリートビューを眺めただけだが、その両側は大黒湯までと同様に、点々と古い商家や民家が残っている。目立つものとして、大黒湯隣の新聞販売店だった家、トタン貼りの看板建築、鈴木呉服店、汐入宮元町内会館と隣のショーウインドーがある元商家、近田酒店とその隣の銅板貼りの家を挙げて置く。


大黒湯。横須賀市汐入町4。2002(平成14)年2月9日

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