ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





小金湯。品川区北品川2-10
2000(平成12)年3月1日

虚空蔵横町は旧東海道の商店街と新馬場駅の北口商店街とをつなぐ路地である。そこの正徳寺のレンガ塀の向かい側に小金湯という銭湯があった。狭い路地に向いているので建物全体を写真に収められなかったが、伝統的な平面配置の戦前築の銭湯である。唐破風で飾ったりする入り口だが、小金湯では引き戸の上の欄間をアールデコの模様にしたモダンなもの。白いタイルを煉瓦のように並べた塀も珍しい造作だと思う。
品川区内の銭湯』に、「2002年8月31日で廃業、営業時間:16:00~0:00、定休日:月曜日」とあった。そうやたらと昔になくなったわけでもないと思うが、ネットではこれ以外に小金湯に関する情報は見つからなかった。

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