ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




旧下ノ橋たもと。江東区佐賀1-12。1989(平成1)年4月30日

佐賀1丁目と佐賀2丁目の間の、上を首都高9号深川線が走る道路は油掘川を埋め立てて造ったものだ。油掘川の隅田川河口に下ノ橋が架かっていた。写真はその橋の南のたもとになる場所から南東方向を撮ったもの。古い家が写っているが、戦前から建っているものと思える。交差点角の家はなくなっている。
現在は角に「深川タイヤ商会」の2階建ての家が建ち、右の看板建築の家は「深田商会」の4階建て事務所兼住宅に替わった。左の、正面がトタン張りの家は住宅に建て替わった。それ以外の家は今もまだ残っている。




日本救命器具。佐賀1-1
上左:1991(平成3)年11月11日
上右:1989(昭和64)年1月3日
左:2000(平成12)年2月19日

佐賀1丁目の隅田川沿いには、昭和50年頃までは、雑穀、肥料、油類を扱う小さな商社や事務所が並んでいたらしい。今はオフィスビルやマンションに替わってきている。「日本救命器具」の看板の家は、戦前に建てた洋風の事務所だろうか。2000年の写真では、隣の倉庫が改造されて「手打ちうどん・さぬき」になっている。現在は、たぶんマンションに建て替わったと思う。

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