ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




警友病院別館(旧露亜銀行)神奈川県横浜市中区山下町51。1988(昭和63)年8月6日

本町通りに面して立つ大正時代の銀行建築として有名な建物。同じ街区に警友総合病院があったときはその別館となっていた。倉庫にでも使っていたのだろうか。平成8年に病院が移転した後は空家になってしまった。建物の名称も「旧警友病院別館」となったが、それなら建てられたときの名称を使って「旧露亜銀行」が前面に出てきたような気がする。
警友病院の跡地は、店舗・事務所・ホテルが入る高層ビルの建設が計画されている。露亜銀行の建物は保存する方針のようだが用途はまだなにもまとまっていないらしい。
写真では正面玄関のシャッターが開けられていて、ドアのガラスに「警友病院別館」の文字がある。



警友病院別館・西側。1987(昭和62)年8月9日

こちらの玄関のシャッターも開いている。
露亜銀行横浜支店として、1921(大正10)年頃に建てられた。設計はイギリスの建築家バーナード・マイケル・ウォード。ネオ・バロックという様式による構成と装飾になる建物。内部の空間を見てみたいがいつになったら公開してくれるのだろう。

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