ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



住吉共同住宅15号館。江東区住吉1-19。1986(昭和61)年4月13日

住吉公園を囲む同潤会アパートの南側の2棟で、手前が15号館、どこから、とはっきりしないが右奥に14号館。
右写真は15号館の中心の角を中庭から撮ったもので、本などでもよく見るアングルだ。建物の軸になるところで、中は吹き抜けのロビーのような空間で、有名な螺旋階段がある。その肝心の螺旋階段はなぜか撮影していない――ネットなら『風呂屋の煙突>旧同潤会猿江裏町共同住宅』の写真が素晴らしい――。他の、敷地の角に建つL字形平面の棟は、たぶんこういう無駄な空間は造らず、普通に部屋にしているのだと思う。「猿江裏町共同住宅」の18棟ある建物のなかでも、特別な空間だという意識で造られていると思う。やはり自分なりに撮影しておくのだった。

写真右手に庇の短い2つ並んでいる窓がある。その間が建物の切れ目で、そこから右は14号館。1991(平成3)年6月16日



14号館を中庭から。1991(平成3)年6月16日

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