ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




築地本願寺防空壕。中央区築地3-15。1988(昭和63)年10月9日

築地本願寺の正門は新大橋通りにある。そこを入ってすぐ左手に防空壕の入口があった。防空壕そのものは今もあるらしいが、入口はいつのまにか撤去されてしまった。別に邪魔になるわけでもないのに余計なことをするものだ。
『異都発掘』(荒俣宏著、集英社文庫、昭和62年)に少しばかり記載がある。それによると、旧陸軍が建造したもので、今は古木材置場にしているという。地下はかなり長い通廊形式で親鸞像の下まで伸びているそうだ。


防空壕入口跡
2010(平成22)年2月25日

「跡」というより、今はベンチの前の鉄蓋が防空壕の入口ということらしい。案内板とかはなくて、本願寺としてはあまり知られたくないような態度だ。軍のやったことで寺は関係ありません、ということだろうか。


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