ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




水作果物店。中央区築地2-10。2001(平成13)年2月10日

新大橋通りの築地三丁目交差点の北側である。晴海通りとの築地4丁目交差点はすぐ南にあり、東京メトロ日比谷線の築地駅もあるという繁華な場所なのだが、なぜか現在でも写真と同じで、大震災後に建てられた商店の家が10軒近く固まって残っている。
写真の看板から、交差点角が「水作果物店」その右、新大橋通り沿いに「理容サン」「タバコ店」「麻雀さんわ」。


左:福市だんご。2001(平成13)年2月10日。右:根岸家。1985(昭和60)年6月2日

左写真は水作の角を西へ入った横丁で、銅板貼りの家は水作の隣の「福市だんご」。和菓子屋だと思うのだが店を開いているのをみたことがない。あるいは製造だけしているのだろうか。
右写真は1枚目の写真を右へ行くと地下鉄の出入り口があり、その前に路地が入っている。その路地の奥を撮った写真。正面の家は半分も写っていないが、『乱歩と東京』(松山巌著、PARCO出版局、1984年)にほぼ全体が写っている写真が載っている。現在は写真左の銅板貼りの家を含めたクランク形の平面のビルになっている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )