ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




西郷会館。台東区上野公園1。2007(平成19)年3月2日

上野のレストラン「聚楽台」がこの4月21日に一時閉店すると、新聞・テレビで報道された。そこで話題になっているうちに当ブログでも取り上げてみる。このブログは20年も前の写真を取り出しては、昔はこうだったという記録資料的な内容が主だが、たまには最新のニュースに便乗してみてもいいだろう。ただし写真はごく最近のものしかない。



2007(平成19)年4月20日

西郷会館という名称は新聞の記事で初めて知った。看板は「上野百貨店」だ。新聞記事によると西郷会館は、上野百貨店と上野広小路商店街協同組合の所有で、周辺の闇市の露天を移転させるために1952(昭和27)年に建てられた。
1952年というと年表にある、「李承晩ライン、エリザベス女王即位、もく星号墜落、白井義男(ボクシング)、水爆実験、明神礁爆発、君の名は(ラジオドラマ)、原爆の子(映画)」などは覚えがある。
建物の設計者は土浦亀城だという。当ブログでは、土浦の作品は銀座のパールハウスビル(徳田ビル)がある。

左:3階のレストラン。2008(平成18)年3月2日
閉店のお知らせのような張り紙が出ていたが店名を確認するのを忘れた。

右:上野公園からの階段の出入り口。2007(平成17)年10月24日
ここからの眺めは上野の台地から下町を見下ろすような気分だが、よく考えるとビルの屋上だった。

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