るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

満員御礼

2017-09-11 00:34:00 | 声楽(レッスン)
門下3人+プロのテノール歌手の演奏会が終了した。

反省点は企画から歌そのものまで、あらゆる面である。
まぁ、すんご~く、暗い気持ちになってしまう。
仕事の方がリフレッシュになるくらい。

しかし、小さい会場ということもあって、満席であったこと、最終的にはプロ・テノールのハイCに満足していったお客様が多いことが救いであった。
このテノールの方も本当に良い人で、L先生が仕事を与えたがっている理由もわかるような気がしてきた。

元々この会場を使いたいという気持ちで企画したコンサートだったが、やはり何人かでジョイントすると自分のやりたい方向にはいかない、と悟った。
批判を受けるとしたら、責任を持たなくてはならないのは自分自身なのだよな。
L先生も、会場まで来て下さり、最後まで見守って下さったことに感謝しなくてはならない。

地縁がある場所ということもあり、殆どのお客様は満足して下さったのだが、その中で、歌を歌う人は誘わない方が・・・というのも悟った。


あと3日

2017-09-06 07:46:00 | 声楽(レッスン)
数日間、朝早く夜遅くまで、会議室の中で、ひきこもる仕事があった。
その傍ら、抜け出して、今日は直前合わせの予定。

曲目は、
①「魔笛」冒頭~侍女の三重唱
②「ドン・ジョヴァンニ」 落ち着いて下さい愛しい人よ~ひどい~ああ、言わないで
③「カルメン」ホセとミカエラの二重唱
④「カルメン」カルタの三重唱
⑤ミュージカル
⑥「蝶々夫人」花の二重唱
⑦「ボエーム」私の名はミミ

もう、アンサンブルが大っ嫌いで、泣きたくなる。
何が良くて、皆アンサンブルやりたがるのかワケわからない。

無料演奏会はゲストのプロのテノールに失礼だと言われつつ、未熟なアマチュアだけど好きな曲のために頑張ってま~す、とは言えと。
会場は狭いので無料ご招待にできない。
クレームの嵐になりそう。


都市伝説だと思っていた

2017-09-05 06:56:00 | オペラ(出演)
以前、合唱でオペラに参加した際、ソリストと同じ楽屋になったが、プロになりたてのプリマの方が、終演後、トイレでオケの人たちが自分の容姿を揶揄していたということで、子供のように地べたで大泣きしていた事件を目撃したことがある。
十分、素敵だったのだから、もっと毅然としていれば良いのにって思った。

結局、批判メールについては、本人が私に直接言ったことではないし、第三者に漏らしていたとは言っても、結局のところ私は降板させられずに済んだのだから、毅然としていようと思った。

何だか、プロの汚い世界の都市伝説みたいな話だと思っていたのが自分に降りかかっていたみたい。
つまり、それなりの実力がある人には、起きない問題。

励ましながらも、「貴女ならもっと・・・」と歌唱や演技をこき下ろした上、女性としての魅力が不十分なのは恋愛経験が乏しいのが理由だから、もし良かったら自分が・・・

ということらしい・・・

セクハラとパワハラが混ざったような話。
名誉のため、キャスティング等の権限がある人の話ではないのだけどね。


弱者に強く、強者に弱い世界

2017-09-03 17:04:00 | オペラ(出演)
前回投稿の批判メール事件を振り返って、思ったこと。
関係者も読んでいるかもしれないから、誤解されそうな人たちの名誉のために断っておくが、当事者は「●●さんが言っていたことなんだけど」と「聞き伝手」のことを私にメールしたに過ぎない。その立場に相応しい人が私に直接メールしたわけではない。


結局、オペラ団体というのは、弱者に強く強者に弱い世界なんだなって思った。

今思えば、オペラデビューした時、楽屋が「ソリスト用」と「合唱用」に分かれていた。オリジナル作品で四重唱を4曲歌う役であったが、私たちは「合唱用」の楽屋を案内された。この4人組は、個人レッスンをつけているアマチュアが自分を含め2名、合唱からの引き抜きが2名であった。重唱曲1曲だけの音大出身者は「ソリスト用」の楽屋だったというのに。誰が主役なのかわかりにくい群像劇だったのに、ものすごく変な世界だな、って思ったのを覚えている。
その「ソリスト」さんたちは、かなり豪華な顔ぶれであったが、挨拶すらしない人たちばかりだった。
わかりにくいけど、音楽家特有のマナーがあるらしい、というのも何となく察した。


「今後の貴女のためを思って」という前置きの批判メールに戻ると、アルフレード氏は、私とは殆ど会話していなかったが、一緒にやりずらいから、降板させるように交渉していたとのこということだった。私だってやりずらいとは思ったけど、弱音を吐かなかった。ご自身もアマチュアなのに、何度もプリモをやったからと、プロのプリマと組めなかったことが本当に不満だったらしい。ご本人は、本業を言い訳に直前の稽古には殆ど来なかった。

メール送信者は、私には過去の男性経験の少なさが歌唱技術の低さの原因でもあると嘲たが、絶対にその人は、芸術に生涯の全てを捧げようとするプロソリストの女性には同様のことは言えないはずである。
そのメールの送信者も、オペラが全てで生きているわけではない。他にも失うと困るものはあるはず。

「昨日はショックで眠れませんでした。信頼していたのに、悲しかったです」と返信しておいたら、謝りつつも言い訳してきたので、「受信拒否」しておいた。

「椿姫」のために、私は収入ダウンを覚悟して本業をセーブしたし、家事は夫に一任していた。それでも、本業の仕事や家族や他の趣味を言い訳にする連中になぜ見下されなくてならないのか。
それは自分自身が下手だからに過ぎない。私だって、アリアなんてやらせず、コンコーネ1曲に1年かけるほど、じっくり基礎づくりに付き合ってくれる指導者に巡り合えていれば、どれだけ良かっただろうって思う。

それにしても、こんな人たちと比較して、私の夫はなんてすばらしいのだ。heart
音楽やる人でなくて本当に良かった。


オペラより、歌より、舞台より夫が大切

2017-09-01 21:54:00 | オペラ(出演)
昨日の夜になって、私が6月に3幕だけ出演した「椿姫」の批判メールが届いた。
アルフレード氏は私のことを「とても歌いにくい」と漏らしていたと。
もっとも、心当たりはある。1幕のヴィオレッタさんが、アルフレード氏のことを「素晴らしいテノールと組めて幸せ」と言っていて、ものすごく驚いた。私と組んだ時のアルフレード氏は圧迫感があって、私もつい「負けるものか」と思ってしまっていたからである。

なんで今更、というわけでもないが、きちんと会話とかコミュニケーションができていたら、また違ったものになっていたかもしれない。しかし、アルフレード氏は仕事と家庭の関係でいつも稽古場には遅刻&途中退出だったから、それはなかなかできなかった。

批判メールには私が人妻から抜け切れず、アルフレードに飛び込もうという気概が感じられなかったと。
いや、アルフレード氏だって、私のこと嫌いそうだったよ。私がずっと活動していた団体では、演技重視で「オペラ」というより「レヴュー」が近いと思ったけど、こちらの団体ではどちらかといえば皆が一昔前の「古き良きイタリアオペラ」という雰囲気だったから。

舞台のためなら人妻であることも忘れろ、多くの恋愛をして芸を磨け、という旨のことが書いてあった。

じゃあ、どうして私のバリトンの先生は、超有名なプリマの細君とオシドリ夫婦で知られているのか。
納得できなかったが、もしも今後も多くの恋愛をして、相手を傷つけて自分も傷つかないと、声楽はレベルアップできない、というのなら、歌は辞めたい。

私の性格で、上手くやっていけるのは夫以外考えられない。

それなら、団体の女性陣の先輩にメール転送して、どう思うか意見を聞いてみましょうか?と返信しておいた。