上砂理佳のうぐいす日記

10月5日~16日まで大阪狭山市の「ギャラリー美游館」さんで銅版画オンリーの個展があります。お近くの方はぜひ★

青いドアは地中海の色★

2012-01-06 | うぐいすとお仕事


★絵が部分的にしか見られないよ!…という方は、
ブログ記事下↓にある、「ルーラー」をクリックして左右に移動させてください。
右横にも「ルーラー」があると思いますが、これは縦方向に移動します★

「青いドアのギャラリー」という新作銅版画は、
御存知、ギャラリー・ページワンさん@浜松がモデルなんですが、
ここに出てくる人物もページワンさんに集うお客さんがモデルです。
私の中では「これは★★さん…これは●●さん…」と、似せて描いているつもり。
でも、勝手にモデルにされたお客さんは、「似てない!」と怒ってはるかも(笑)。
真ん中でお客さんの応対をしている女性は、「雪絵さん」という方です。
腕のいいフレーマーさんでもあります。
私がページワンさんとお付き合いさせてもらうようになった昔々は、
雪絵さんはまだ独身のお嬢さんでした。
パッチリおめめ+りんごほっぺの、可愛い人。とても良く働く人!の印象。
そして時は過ぎ雪絵さんは結婚して二人の息子君がいます。今も良く働く、可愛い人です。
息子もまた可愛い。。。なので、ギャラリー前にある白いベンチに座ってもらい、
お母さんがお仕事中は、絵本を読んでいる!ということにしました^^
絵本は、最初はあの有名な「もし世界が100人の村だったら」にしようと思ったのですが、
それではヒネリが無い?のでちょっと変えました。
「もし世界が100万本のバラの庭だったら」。
脇で眠っている垂れ耳のワンちゃんは、
お客さんであり友人でもあるI夫妻のところの「きく」ちゃん(のつもり)。
きくちゃんはもうこの世にいないのですが、とてもとても可愛がってはったので、
記念に絵の中に入れることにしました。
「そんな勝手なことしていいんかい?」と言われそうですが(笑)、
絵って創作って、個人的な思い入れのものだと思うんです。
ピカソだって、愛人を良く描いてましたしね(笑)。
今回は絵の中に出演してないお客さんや友人も、またいつか入れさせてもらいます。。。(勝手に)

ページワンさんは浜松で、私の住むところからは遠いのだけど、
いつ行っても、「ギャラリーを色んな人が通り抜けていくなあ」という印象です。
単に「買い物に来る店」というより、大げさに言えば「人生交差点」なんです(笑)。
訪れる人それぞれにドラマがあって、それとアートがシンクロしてる。
でも、街のギャラリーってそういう役目も果たしてますよね。きっと。
青いドアは地中海の色のようだし、緑におおわれた白い建物は、南欧のコテージみたい。
そして冬以外は大抵、ドアを開け放しているので、心地良い風がいつも吹き抜けている。
人が通り、風が通り、緑の葉が息づく。
そして「あー。絵っていいなあ」とつくづくと思える。そんなページワンさんです。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする