上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

なんとかなるのか★

2011-03-17 | うぐいすよもやま日記
福島原発の作業員の懸命の頑張り。
さまざまな救援部隊の頑張り。
そしてもちろん、当の被災者の方々の頑張り。
ニュースで見ていると何とも言えない気持ちになります。
いつも、災害時に不便を強いられている人達の映像を見ると、
「あの人達を丸ごとバスで運んで、とりあえず大阪で暮らしていただくわけにはいかんのか」
と思うのです。
大阪城ホールとかなみはやドームとか、開けたらよろし。
ウチの小さな家でも、3人ぐらいならば布団あります。ホームステイ制もアリです。
行方不明の家族を残して…というのは難しいかもしれませんが、
あの状態では過酷すぎます。
まずは健康状態を立て直して元気を回復させないと。

「なんとかなる」のでしょうか。
「なんとかしてきた」から、戦後の日本があるということか。
多くの犠牲を払って、この事を教訓にして、私ら大人は、
未来を後輩達に残していく義務がある。
自然災害の多い宿命の日本で、無事に暮らしていく最適の方法。
そして何より、原発に頼らない生活をしていくこと。
いろんなことがはっきり解った。

うちの姉は静岡県の掛川に住んでいますが、15キロ先の海岸に浜岡原発があります。
今までも原発をやめろやめろ、と、しつこく運動してきた訳ですが。
正直、私は余りピンと来なかった。
それは、自分が身の危険を感じていなかったからでしょう。
チェルノブイリの文献も読んではいたけれど、これもまた「他人事」だった。
広島・長崎で痛い目に合った日本人なのに、なぜこうも人は「痛い目を忘れてしまうのか。
地震の事にしろ、阪神大震災で自分も被災してるのに、時間が経つと
「あー大変だったねえ」で終わってしまうのです。
関西とて、電力は福井の原発に大半を頼っているそうですから、
綱渡りで生活しているに過ぎません。

大地震が起きても、どうにか生き延びられる社会・生活スタイルにする。
電力は、風力発電・太陽発電に全力でシフトしていく。
3Dテレビとかi-padとかどーでもいいよ。本当の快適な生活って、何だ。
私が死ぬまでには日本で、「本当の快適な生活」が実現出来ているように。
せめて「快適な生活の兆し…キテるなあ~」ぐらいは、この目で見届けてから。
「2011年でニッポンは学んだのよ」って、世界の方々に言えるようにしてから。
そいで死なないと。ね。
コメント (2)
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