上砂理佳のうぐいす日記

10月5日~16日まで大阪狭山市の「ギャラリー美游館」さんで銅版画オンリーの個展があります。お近くの方はぜひ★

またしてもお寺行き

2005-08-12 | うぐいすよもやま日記
いよいよ(?)お盆です。お盆です。
10日に「施餓鬼法要(せがきほうよう)」というお寺さんの行事に行きました。前から案内が来てたんだけど、1度も行ったことがなく、初盆なんで母と一緒にトライしてみました。
京都で朝9時開始~ということは、5時半に起きなければ…なのに世界陸上の織田裕二を見てしまう。眠い眠い。
銀閣寺近くの「真如堂吉祥院」というところが、ウチのお墓のあるところです。本堂の大広間?に、顧客の皆様(これを檀家さんというの?)がぎっしり。暑くて暑くて倒れそう。トーゼン、冷房なんざありません。
マイクを握ったお坊さんの「お静かに~」というMCで始まりました。豪華な袈裟掛けの「メインのお坊さん」がおごそかに登場して、ご本尊に向き合う場所に座ります。そのあと、やや地味な袈裟の10人の「サブのお坊さん」が、ジャニーズJr.の如く周りを固めて座ります。サブの方は皆、鐘を鳴らしたり、木魚をたたいたり、BGM担当です。大音響です。まるで「NHK大河ドラマ」な世界です。
「な~む~あ~み~だ~」と唱える間、ずっと正座なんだけど、私、実はダメ。足つって死にそう。長い、長いわー。もう45分もやってるよ。早く終わってほしい…。メインお坊さんは、急に声を張り上げたかと思うと、手を上げブンブン振り回し、「ホトケ様に捧げるパフォーマンス」も入れます。体力・筋力ともに鍛えてなきゃとてもこなせない、激しい動きです。
すぐ前に座ってるお爺さんが、携帯でどうやら孫にメールを打ってます。フォントがデッカイので、マナー違反だけど見えてしまう。「今、吉祥院にいます。」と打ちたいみたいなんだけど、どうしても変換出来ず「イマキシヨインニ」から進まない。もはや20分くらい必死でピコピコ。あのー、私が代わりにやりましょか!?…思わず声をかけたくなります。
やっと、メインお坊さんが立ち上がった!と、すかさずサブお坊さん達が、厚紙で出来た「蓮の葉」を「パアア~ッ」と宙にまきます。大量の蓮の葉が乱舞して床に落ちます。これはどうも「お客」は自由に拾って良いらしい?でも、なんの御利益があるのでしょう。さっぱり不明。
ここでまたMC「では各自“水塔婆”(みずとうば)を受け取ってお墓に行ってください。押さないで!」
他の地方や宗教では、多分マニュアルが違うのかもしれませんが、墓石の前に飾ってある(?)薄いペラペラの板、あれが「水塔婆」。墓の後ろに立ててあるスキー板みたいな長い板、あれが「卒塔婆(そとうば)」。私、ぜんぜんこの「塔婆」関係のことは無知だったのです。あれはお寺さんか誰かが、自動的に供えててくれる、と思っていた…でもそんなことあ、なかったのです。
「スキー板」のほうは、四十九日や一周忌の時に、前もって親族に「一枚○○○○円」で申し込んでもらい、お金出してくれた親族の名前をズラズラと、お坊さんに筆で板オモテに書いてもらうシステムなのでした。これの申し込みも最近はナント、メールフォームからでOK(!) 副住職さんがパソコンやってるんだけど、なんかドライっちゅうか、スゴイ時代ですわね。
お墓に行き、お坊さんにその場でまた読経してもらいます。これの順番待ちが30分。だんだん、炎天下38℃くらいになってきたぞ~。クラクラ~。墓石にかけるお水も「節水のためバケツ3分目で」と貼り紙が。普段、水を無尽蔵に使っちゃってる私です。すんません。お寺ワールドは全てが質素倹約なのでした。

この「施餓鬼法要」に参加すると、無病息災(?)の御利益があるのかな。一連の儀式をガイジンさんがビデオ撮ってたけど、まあなんというか「霊感あらたかなる行事」という位にしかわかりません。
灯籠に母の名を入れて、16日の送り火に、池で「灯籠流し」に参加させてもらうことになりました。見にいきたいよ~。でも、京都に行ったお陰でもう私、時間が押せ押せ…。仕事の締め切り、火がついている~。なのになのに、こんなブログを書いて現実逃避~こら、私~早く仕事しろ~~~~
コメント (2)
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