同僚のマレーシアン・インディアン(インディアン・マレーシアンのどちらでもいいそうだ)が最近住宅を買った。シドニーは住宅価格が極端に高くて、都心から30km、40kmは離れた新興住宅地区でも一軒家なら最低1億円はする。同僚はタウンハウスと呼ばれる寝室が5部屋ある集合住宅を買った。新築に近く、コンデイションはいい。
購入価格は1億円。高い。それでもこれよりも安い物件はそうない。これまでは職場から車で25分にある賃貸に住んでいたが、家賃が毎年上がるので仕方なく家を買うことにした。彼はマレーシアからの移民でオーストラリアに来てからまだ7,8年。不動産価格は毎年上がるので、買うならば早いほうがいい。
今回購入した物件は職場から33kmも離れていて、車で小一時間はかかる。通勤時間はこれまでの2倍かかるわけだ。筆者の場合は車通勤で片道25分くらいだから、それが2倍に増えるとしたらかなりの苦痛になる。
さて1億円の物件を買うくらいだから普通は購入価格の20%くらいを貯めてから買うものだが、同僚は10%しかなくて残りの90%をローンにした。つまり1億円の90%だから9千万円のローンである。これは普通の労働者が夫婦共働きで返せるローンの最大値だろう。
ローン返済は金利と元本で合計月額80万円だそうだ。現在の金利が6.7%と高く、金利だけで年間600万円、これに元本を30%くらい返すとして、合計月額が80万円になるそうだ。元本をもっと返してもいいが、普通はこの辺りが限界だろう。
そしてローンの期間はなんと30年。同僚は59才だから、ローンが終わるころには生きてないかも知れない。30年かけなくても早く返すこともできるが、59才からまだ馬車馬のように働く必要が出てきた。同僚には20才代の子供が3人いて、どう考えても子供たちにローンの負担がかかる。あるいは途中で売ることになる。
どうして59才からこんな無理なローンを組むのだろうか。2世代30年ローンなんて愚の骨頂だろう。このまま賃貸でもいいだろう。現在の家賃が毎月30万円くらいだそうで、月額80万円のローンよりはましだ。
筆者の自宅の近所に新築の集合住宅(二軒長屋のようなタイプ)があり、娘の友達夫婦が2年前に購入。価格は2億円くらいだった。当然夫婦共働きだが、どうやって返すのだろうか。彼らは普通の平均的な労働者である。ローン地獄だろうなあ。
シドニーの不動産価格は異常に高いのだ。
購入価格は1億円。高い。それでもこれよりも安い物件はそうない。これまでは職場から車で25分にある賃貸に住んでいたが、家賃が毎年上がるので仕方なく家を買うことにした。彼はマレーシアからの移民でオーストラリアに来てからまだ7,8年。不動産価格は毎年上がるので、買うならば早いほうがいい。
今回購入した物件は職場から33kmも離れていて、車で小一時間はかかる。通勤時間はこれまでの2倍かかるわけだ。筆者の場合は車通勤で片道25分くらいだから、それが2倍に増えるとしたらかなりの苦痛になる。
さて1億円の物件を買うくらいだから普通は購入価格の20%くらいを貯めてから買うものだが、同僚は10%しかなくて残りの90%をローンにした。つまり1億円の90%だから9千万円のローンである。これは普通の労働者が夫婦共働きで返せるローンの最大値だろう。
ローン返済は金利と元本で合計月額80万円だそうだ。現在の金利が6.7%と高く、金利だけで年間600万円、これに元本を30%くらい返すとして、合計月額が80万円になるそうだ。元本をもっと返してもいいが、普通はこの辺りが限界だろう。
そしてローンの期間はなんと30年。同僚は59才だから、ローンが終わるころには生きてないかも知れない。30年かけなくても早く返すこともできるが、59才からまだ馬車馬のように働く必要が出てきた。同僚には20才代の子供が3人いて、どう考えても子供たちにローンの負担がかかる。あるいは途中で売ることになる。
どうして59才からこんな無理なローンを組むのだろうか。2世代30年ローンなんて愚の骨頂だろう。このまま賃貸でもいいだろう。現在の家賃が毎月30万円くらいだそうで、月額80万円のローンよりはましだ。
筆者の自宅の近所に新築の集合住宅(二軒長屋のようなタイプ)があり、娘の友達夫婦が2年前に購入。価格は2億円くらいだった。当然夫婦共働きだが、どうやって返すのだろうか。彼らは普通の平均的な労働者である。ローン地獄だろうなあ。
シドニーの不動産価格は異常に高いのだ。