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サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ホルシュタイン・キール

2025-07-27 06:10:09 | 日記
町野が所属していたキールは、常に2部か3部をいったりきたりしているクラブで、2024/2025のブンデス1部はクラブ史上初の快挙だった。そしてドイツ最北の位置にあるブンデス1部クラブとなった。よくイメージがわかないが、日本でいえば北海道の稚内にJ1クラブが誕生するみたいな感じかな。

さて町野のボルシアMGへの移籍金の最大1000万ユーロ(17億2000万円)は、キールにとってクラブ史上最大の獲得した移籍金だったそうだ。17億円くらいで最大なんだから、移籍ビジネスが小さいクラブであることがわかる。

町野を湘南から獲得したときにキールが払った移籍金は、70万ユーロからせいぜい100万ユーロ程度だったようで、キールは町野で大儲けできたことになる。

ここで考えるのは、Jクラブから海外へ移籍するときの移籍金の安さである。先日川崎フロンターレから高井がトットナムに移籍したときの移籍金は約10億円だった。これはせめて30億円くらいであってほしい。

海外クラブ経由で日本人選手がステップアップするときは、それなりに高くなるがそれでも堂安がフライブルグからフランクフルトに移籍するとすれば31億円らしい。ずいぶん安い。これはブンデスクラブ内の移籍金相場が安いのかも知れない。

ちなみに鈴木唯人がブレンビーからフライブルグに移籍したときは、11億から13億だった。フライブルグにしてみればこの分を堂安の売却によってカバーできたことになる。

町野がボルシアMGへ

2025-07-26 07:55:16 | 日記
ブンデスのキールに所属する町野修斗がボルシアMGへ移籍するようだ。移籍金も10億円から13億円は動くという。キールは来季は2部に降格で町野は1部クラブへの移籍を狙っていたし、キールにしてみれば売り時だった。

町野は25才で、27-30才前後のヨーロッパにいる日本人選手の中ではまだ若い。ただし見た目は25才よりも老けて見える。横浜マリノス、北九州、湘南ベルマーレと動き、湘南で2021-2023年の3シーズンで26ゴールと活躍。それが認められて当時ブンデス2部だったキールに2023年6月に完全移籍。

2部だったキールの2023/2024では5ゴールだったが、翌2024/2025ではチームは2部降格だったが11ゴールと活躍。
今年の4月26日の第31節のボルシアMG戦でゴールを決めて、おそらくそのゴールでボルシアMGの目にとまったのだろう。FW選手の1つのゴールで人生が変わるというあるあるかも知れない。

町野はどちらかといえば、面よりも点で勝負するタイプのFWだろう。グランダーーのクロスにつま先をちょこんと合わせてゴールというイメージである。極論すれば古橋のようなタイプかも知れない。そしてポストになる上田のようなタイプではなく、比較的動いて裏を取るFWだ。185cm、77kgと日本人選手としては小さくはないが、フィジカルでゴリゴリのFWではない。

ボルシアMGは直近の4シーズンはすべて10位以下と低迷している。2010年代はCLやELの常連だったことを思えば寂しいものだ。毎年得点よりも失点が多い。そもそも得点が少ない。そこで町野さんの登場となればいいね。

ボルシアMGには福田君もいる。昨季はトップチームで1ゴールのみ。21才だがそろそろ活躍しないと忘れられてしまう。


147年の歴史で初

2025-07-25 09:15:28 | 日記
サッカーダイジェストに出ていた記事で、エバートンが久保に興味を示していて、実現すれば147年の歴史で初の日本人選手獲得とある。この 「147年の歴史で初」というところがみそで、記事の見出しにもなっている。

何かニュースバリューがあるような見出しだが、要はエバートンは147年の歴史の中で日本人選手はまだいないということにすぎない。この見出しは読む人への過大広告である。

ネタ元のEVERTON NEWSが与太話の記事の中で書いているだけで信憑性はゼロ。この記事の中ではレアルソシエダが要求する移籍金は約68億円とあるが、トランスファーマルクトに出ている移籍金は3千万ユーロ(約51億円)でけっこう差がある。そして記事にはエバートンがいくらまで払えるかが書かれていない。

トラスファーマルクトには久保にはセリエAのナポリが興味を示していて、その文章は「レフトウインガーのオプションとしてスターリングと久保がリストにある」と出ている。エバートンよりはまだ実現しそうだ。

ただしナポリにしてもエバートンにしても与太話ばかり。どうせなら三苫とエリオットのトレードのほうが面白い。


バルサ神戸戦中止とヤスダグループ

2025-07-24 08:38:09 | 日記
7月27日に予定されていた神戸対バルサの中止が発表された。理由はプロモーターである韓国の企業が、ヤスダから契約にある支払いが不履行で詐欺であるたあとされている。事情はかなり胡散臭い。バルサのアジアツアーは韓国2試合、日本1試合でヤスダが提案してきたとされた。ヤスダがバルサを呼んで、韓国の試合を韓国のプロモーターに振ったという図式である。

ヤスダがバルサにコネが強いということなんだろう。ヤスダはレアルソシエダのユニフォームスポンサーであり、2023年12月に3年、年間5億円で契約を結んだ。だから延長していなければ2026年いっぱいまでは契約があるはず。あるいは2027年夏までかも知れない。

その後ヤスダはスタッド・ランスともユニフォームスポンサー契約を結んでいる。多分レアルソシエダと同じような金額だろう。レアルソシエダもスタッド・ランスもPSMとして日本ツアーを毎年行っていて、ヤスダにかなり振り回されている。おそらく単なるユニフォームスポンサー以上の関係なんだろう。

ヤスダのCEOの安田慶祐氏は自称安田財閥の末裔だそうだ。まだ40代半ばでヤスダグループを起業して化粧品販売の会社とフランダンスのイベント会社の2社を経営。これを聞いただけで胡散臭い。

そしてそんな会社がレアルソシエダのスポンサーになるとは驚きである。金銭トラブルの多いようだ。そして今回のバルサトラブル。レアルソシエダもスタッド・ランスもヤスダとの契約延長は考え直したほうがいいかも知れない。しかし代替となる新たなスポンサーが現れる必要がある。


斎藤未月が京都へレンタル移籍

2025-07-23 11:05:33 | 日記
神戸の斎藤未月が京都へレンタル移籍となった。2023年の8月の柏戦で大怪我をして2025年2月に復帰するまで約1年半もリハビリだった。これだけの長期間離脱ともなれば心も折れる。引退も考えただろう。それでもプレーに復帰した斎藤選手の根性に敬意を表したい。

しかし今季は先発1回、途中出場1回の2試合に出場しただけ。今季の神戸のボランチは扇原と井手口が鉄板でインサイドハーフには攻撃的な宮代が起用されて、前線には3トップ。斎藤が出るとすればボランチしかないだろう。

扇原も井手口も加入当初からファーストチョイスだったわけでもなく、神戸の吉田監督はかなり流動的にメンバーをいじるので斎藤にもチャンスはあるはずだった。しかしどういう経緯かは知らないが、京都へのレンタルとなった。優勝争いをしている京都へのレンタルはかなり奇異に聞こえるが、斎藤の負傷を考えての温情のようにも思える。

斎藤は2021年からのロシアのルビン・カザンへの移籍が失敗だった。だいたいロシアのクラブに行くとろくなことがない。ガンバ大阪を経由して、2023年のシーズン初めから神戸でポジションをつかんで大活躍。しかし8月の惨事となった。

今年26才と長期離脱があった割にはまだ若い。これから代表にも入るくらいの活躍をしてほしい。