自称ガースーさんが参加されたステーキ定食会、お一人の予算は6〜7万円とか。わが家の一ヶ月の食費をゆうに上回る。
こんな風に金に糸目をつけずに食をとれたらと羨ましく思う反面、そんな事になったら私の食はきっと弛緩し堕落するだろううと思う。
なぜなら、私の食は限定された金額のなかで、いかによりうまいものを食うかの緊張感の中にこそあるのだから。
何でも食えるという食生活は、ある種のニヒリズムを招き、なにを食っても感動がないか、あるいはその感度が著しく鈍くなるのではないかと思う。
以上はたんに、貧者の負け惜しみにすぎないのかもしれないが。