これをラップで巻いて巻き簀で円筒形に整形
鮮度の良さそうな鮟鱇(アンコウ)の肝が数百円で出ていたので即ゲット。今季、初見参である。というより、久しぶりの調理といって良い。
先般、一人飯ほど気楽でいいものはないといったことを書いたが、デメリットもある。メニューの幅が狭くなるのだ。
まず、仕入の都合がある。スーパーで売っている魚介や肉類は、たいていお一人様用には梱包されていない。最近、行きつけのスーパーがドンキに吸収されて、「メガ盛り」と称して肉など1キロ位のものも売っている。計算すれば、私のようにチマチマ買うよりうんとお値打ちだが、1キロも買ってどうするん?せいぜい200gほど使ってあとは冷凍保存?
蒸し上がって常温で寝かせたもの
もうひとつ、調理というのは表現活動と同じく、なにがしかの自己顕示を含む。そしてそれが意外と動機としてのウエイトを占める。それがなければ、「まあ、一人だから口に入ればいいさ」となりがちである。
私がこうして大したこともないものをネットにあげるのは、自己鼓舞のためだとご了解いただきたい。
盛り付け 上)切る 中)紅葉おろしと柚子を 下)ポン酢を張る
といったわけで、今回はそのアン肝を作る過程を記録してみた次第。
自己採点は85点。ナマモノであるからと慎重を期して若干蒸し時間が長すぎたかもしれない。中心部のしっとり感が失われたように思う。
アン肝を招き傘寿のひとり酒 六