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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

やはり相性が良いのでしょうか?

2006-10-05 17:27:10 | 川柳日記
    
       真っ直ぐに天を恋うるか曼珠沙華

 
 川柳を趣味としている。
 その川柳の先達ともいえる人から、「六さんの句は、ここに合うかも知れない」と勧められ、読売新聞の「とうかい時事川柳」というところへ投句を始めた。
 従来の朝日川柳と並行しての投句であるが、それぞれ作風を変え、二重投句にならぬように心がけている。 
 
 八月の中頃からのことである。週に一回の投句(ただし一回に3句)だから、都合6回ほど投句したのだが、なんとそれらの4回が入選し、しかも、そのうちの3回がその回の秀逸に選ばれたのだ。

 すごい確率ではないか。打率6割7分、4本のヒットのうち長打3本、イチローに勝るものである。
 正直にいって、自慢する前にいささか気味が悪いほどである。もちろんこれはフロッグに違いないが、私にここを勧めてくれた先達がいうところの、選者との相性というものもあるのかも知れない。

 そこで、それらの句を(ほとんど日記のなかで紹介済みだが)を改めて披露してみよう。

  8.17  札束をかがり火にする長良川
       (ご存知、裏金事件)
  8.29  懐かしやムネオハウスが拿捕の宿
       (ロシアに拿捕された船長らの収容先)
  9.10  厚紙によく耐えてきた薄い紙 
       (北越に仕掛けた王子製紙のTOB敗北)
  10.3  ごみ箱で足りる秘密で指は無事
       (シュレッダーの事故)   <印が秀逸句>
 
 一番最後のものは、時事性という点から見たら、すこし遅いように思われます。調べたら、私自身の投句は9月17日でした。
 なぜこんなことが起こるのかよく分かりません。しかし、入選して文句を言うのも筋違いなので、有り難く図書券を頂きます。

 まあ、この相性、いつまで続くか不明ですが、しばらくは週一の投句を続けてみるつもりです。

 それにしても、「六の詠み筋は、この選者に合っている」と指摘してくれた先達の慧眼に、敬意を表し感謝したい。

<追伸> 私と相性のいい宝くじなどあったら紹介してください。
コメント
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