ここのところ空には縁がある。
十五夜も、十六夜も月を見た。
おまけに、昨夕は虹を見た。
月を写真に撮ることは、私の腕とカメラではとても難しい。
まあるい玉を撮すのがやっとで、ウサギはどこにもいない。
それでもかすかに、むら雲と戯れる月が撮れた。
めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に
雲隠れにし夜半(よわ)の月影
(新古今集 紫式部)
百人一首に堪能な方は、「ん?」と思われるかも知れない。
百人一首では、この最後の部分が夜半の月かなとなっているからである。
これを選んだといわれる藤原定家の転写間違いだろうか?それとも、定家による添削の結果であろうか?
さて、虹の方であるが、これもまた、私のちゃちなカメラでその全体を撮ることは困難である。広角なら撮れるかも。
そこで、下のように二枚に分けて撮った。これを真ん中ぐらいでつなぎ合わせると、虹の全体像となる。
さて、この虹にも歌を添えるべきだろう。
むら雲に触れ、たまたま藤原定家を引き合いに出したが、定家がむら雲と虹を詠んだ歌を見つけた。なんといううまい取り合わせ。
むら雲の絶え間の空に虹立ちて
時雨過ぎぬるをちの山の端 (藤原定家)
ネットで、「虹・和歌」で検索して見つけたもので、出典は分からない。なお、「をち」というのは「遠方、彼方」という意味である。
というわけで、空見たことかで空に縁があったという次第。
<今週の川柳もどき> 06.10.8
権力の行き着くオモチャ核武装
(金さん!おやめなさい!)
棒読みが本音かすかに滲ませる
(新首相の答弁)
回復が置いてきぼりにする庶民
(いざなぎを越える好調だそうだが)
万引きは万引き受信料は取る
(NHK不祥事止まず)
欲望が滑り出したら止まらない
(スケート連盟の不正)
内蔵の値段を決めるオークション
(国内でも臓器売買)
十五夜も、十六夜も月を見た。
おまけに、昨夕は虹を見た。
月を写真に撮ることは、私の腕とカメラではとても難しい。
まあるい玉を撮すのがやっとで、ウサギはどこにもいない。
それでもかすかに、むら雲と戯れる月が撮れた。
めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に
雲隠れにし夜半(よわ)の月影
(新古今集 紫式部)
百人一首に堪能な方は、「ん?」と思われるかも知れない。
百人一首では、この最後の部分が夜半の月かなとなっているからである。
これを選んだといわれる藤原定家の転写間違いだろうか?それとも、定家による添削の結果であろうか?
さて、虹の方であるが、これもまた、私のちゃちなカメラでその全体を撮ることは困難である。広角なら撮れるかも。
そこで、下のように二枚に分けて撮った。これを真ん中ぐらいでつなぎ合わせると、虹の全体像となる。
さて、この虹にも歌を添えるべきだろう。
むら雲に触れ、たまたま藤原定家を引き合いに出したが、定家がむら雲と虹を詠んだ歌を見つけた。なんといううまい取り合わせ。
むら雲の絶え間の空に虹立ちて
時雨過ぎぬるをちの山の端 (藤原定家)
ネットで、「虹・和歌」で検索して見つけたもので、出典は分からない。なお、「をち」というのは「遠方、彼方」という意味である。
というわけで、空見たことかで空に縁があったという次第。
<今週の川柳もどき> 06.10.8
権力の行き着くオモチャ核武装
(金さん!おやめなさい!)
棒読みが本音かすかに滲ませる
(新首相の答弁)
回復が置いてきぼりにする庶民
(いざなぎを越える好調だそうだが)
万引きは万引き受信料は取る
(NHK不祥事止まず)
欲望が滑り出したら止まらない
(スケート連盟の不正)
内蔵の値段を決めるオークション
(国内でも臓器売買)