バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

牛乳で認知症減少の可能性 明治などが共同研究を発表

2014年11月28日 | 健康・栄養機能性成分
人口約8300人の久山町では、九州大大学院と久山生活習慣病研究所が主導して、住民を対象にした脳卒中や認知症の研究が1960年代から行われている。今回の研究は、60歳以上の住民約千人から約17年間の食事の内容を聞き、牛乳や乳製品に関して調べた。

 明治によると、取り入れた量の多いグループと多くないグループを分けて、アルツハイマー型認知症の発症の確率を調べると、多いグループが目立って低下したという。産経 SankeiBiz.,2014-11-27

動物細胞培養用の再生培地添加剤とその製造方法

2014年11月27日 | 医療 医薬 健康

出願番号 : 特許出願2008-216293 出願日 : 2008年8月26日
公開番号 : 特許公開2010-51173 公開日 : 2010年3月11日
出願人 : 国立大学法人福井大学 外1名 発明者 : 寺田 聡 外1名

【課題】抗体産生は、高価な培地添加剤を添加した培養液中で行われる。抗体を培養し、培養液中から抗体を分離した残部である精製廃液は廃棄している。これを再生して再生添加剤として利用する。
【解決手段】マウスハイブリドーマを培養してモノクローナル抗体を産生した動物細胞培養用の培地からマウス抗体を分離除去して精製廃液を得る。精製廃液を高分子区分と低分子区分とに分離して、低分子区分に含まれる老廃物を除去する。得られた高分子区分に含まれる高分子物質を新たに動物細胞培養用の再生培地添加剤として利用する。再生培地添加剤を添加した動物細胞培養用の培地においても、高い生細胞密度を示し再利用が可能である。また、再生培地添加剤を添加したした方が、かえって抗体の収量を増加させた。J-Store >>国内特許コード P120007157

中国製インフル薬がエボラ治療薬「アビガン」の特許権を侵害か? 

2014年11月27日 | 医療 医薬 健康

富士フイルムが調査開始

 中国で開発されたインフルエンザ薬が、富山化学工業(東京)が開発しエボラ出血熱の治療薬として期待されている「アビガン(一般名・ファビピラビル)」の特許権を侵害している可能性があるとして、同社のグループ企業である富士フイルムが調査を始めたことが27日分かった。 産経ニュース web.,2014.11.27

筋ジス遺伝子、iPSで修復 京大グループ、治療実現へ成果印刷用画面を開く

2014年11月27日 | 医療 医薬 健康
 筋ジストロフィーの患者の体細胞から作製したiPS細胞(人工多能性幹細胞)で、発病の原因となる遺伝子を修復することに、京都大iPS細胞研究所の堀田秋津助教や大学院生の李紅梅さんのグループが成功した。iPS細胞を使った遺伝子治療の実現につながる成果で、米科学誌「ステムセルリポーツ」で27日発表する。京都新聞 2014-11-27

不眠症の本質は睡眠時間の誤認である

2014年11月27日 | 医療 医薬 健康
Webナショジオ 睡眠の都市伝説を斬る 第12回 
このところ急速な進歩を遂げた睡眠の科学だが、それだけに誤解も流布している。そこで「ためしてガッテン」や「チョイス@病気になったとき」などでもおなじみの第一人者が都市伝説を一刀両断!睡眠の常識と非常識を科学の視点から紐解き、日々の快眠に役立つ確かな情報をお届けします。ナショジオグweb.,2014-11-25

粘土をインターレースした酵母組成物およびそれを利用する方法

2014年11月27日 | 糖鎖生化学

出願番号 : 特許出願2011-546341 出願日 : 2010年1月14日
公表番号 : 特許公表2012-515001 公表日 : 2012年7月5日
出願人 : オルテック インコーポレイテッド 発明者 : ヤニクーリス,アレクサンドロス 外1名

本発明は、酵母細胞および/または酵母細胞成分を含む組成物、ならびにそれを生成および利用するための方法に関する。具体的には、本発明は、変化した細胞壁構造(例えば、細胞壁および/または変化されたグルカン:マンナン比を含む細胞壁に統合された(例えば、インターレースされた)粘土および/または粘土成分)を含む新規の酵母、同酵母を生成する方法、同酵母を含むおよび/またはそれに由来する組成物、ならびに(例えば、細菌および毒素を隔離および/または吸収するために)同組成物を使用する方法を提供する。本発明の組成物および方法は、食餌(例えば、飼料との混合またはその他の方法で動物に与えられる)、治療、予防(例えば、敷き藁源および/または動物と接触する他の材料と混合する、飲食物の加工および製造中の使用、および液体ろ過中の使用)、ならびに研究適用を含む、様々な適用において用途を見出す。特許資料>>astamuse 2012

調放性粒子の埋包およびカプセル化

2014年11月27日 | 医薬工学 製剤 DDS

出願番号 : 特許出願平10-520558 出願日 : 1997年10月27日
公表番号 : 特許公表2002-511777 公表日 : 2002年4月16日
出願人 : ゼネラル ミルズ,インコーポレイテッド 発明者 : バン レンゲリッチ,バーンハード エイチ.

熱感受性または易酸化性の薬学的、生物学的または栄養学的に活性な成分などをカプセル化および/または埋包した成分を含有する調放性の個別の固形粒子を、マトリクス材料またはカプセル化剤の実質的な破壊なしに連続的に調製する。放出速度調節成分がマトリクス中に組み入れられ、粒子からのカプセル化剤の放出速度を調節する。この追加成分は、放出時間を延長するための疎水性成分または高い水結合能力を有する成分とすることができる。でん粉などの少なくとも1種類の可塑化可能なマトリックス材料を、水などの少なくとも1種類の可塑剤と、カプセル化剤の放出速度を調節するための少なくとも1種類の成分とともに低剪断条件下で混合し、実質的に前記少なくとも1種類の可塑化可能な材料を破壊することなく可塑化し、かつ実質的に均質な可塑化物質を得る。カプセル化剤の実質的な破壊を防止し、かつ成形可能な押出し混合物を得るために、可塑化物質をカプセル化剤と混合する前に、可塑剤の量を実質的に減らし、また可塑化物質の温度を実質的に下げる。混合物は実質的または基本的に膨張させることなく金型を通して押出し、個別の比較的密度の高い粒子に切断する。放出特性はまた、フィルム形成成分によってカプセル化剤を事前被覆および/または押出し粒子を被覆することにより調節することもできる。特許資料>>astamuse 2002

状態 拒絶査定(最終処分)

iPS細胞:筋ジスの原因遺伝子修復 京大が成功

2014年11月27日 | 医療 医薬 健康

 全身の筋肉が衰弱していく難病の筋ジストロフィー患者から作成したiPS細胞(人工多能性幹細胞)で、病気の原因遺伝子を修復することに世界で初めて成功した、と京都大iPS細胞研究所の堀田秋津(あきつ)助教らの研究グループが発表した。最新の遺伝子改変技術をiPS細胞に応用したことによる成果で、将来患者への遺伝子治療につながる可能性があるとしている。論文は27日(日本時間)、米科学誌ステムセル・リポーツのオンライン版に掲載される。msnニュース 2014-11-27


iPS細胞から心筋細胞を大量製造

2014年11月27日 | 医療 医薬 健康
―京大iPS研の技術をタカラバイオが実用化へ―

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
タカラバイオ株式会社
国立大学法人京都大学iPS細胞研究所

1000億円もの費用がかかる新薬開発コストの大半を占める臨床段階において、心臓に対する副作用で開発中止となるケースは約20%と一番多く、新薬開発のコスト増の要因となっています。そのため非臨床段階で心臓に対する副作用を正確に予測することが重要です。
 そこでNEDOは、医薬品の心臓に対する不整脈などの副作用予測に利用するための、ヒトiPS細胞由来心筋細胞の大量製造技術の開発に着手します。
 本プロジェクトでは、京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授が開発したiPS細胞から心筋細胞への分化誘導技術をベースとし、新しい安全性評価試験法で求められる品質を備え、製造ロット間の差がない心筋細胞の大量製造を可能とする製造工程をタカラバイオ(株)が確立します。
 タカラバイオ(株)は、本プロジェクトで開発した成果をもとに、2015年度中に心筋細胞の商用製造を開始することを目指します。これにより、医薬品の副作用予測に利用される心筋細胞の市場は、5年後に100億円規模にまで成長することが期待されます。NEDO News Release.,2014年10月30日

インフルエンザ治療薬「タミフル」の効果的な使い方

2014年11月27日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
「タミフル」という薬の名前を聞いたことがあるでしょうか? タミフルは代表的なインフルエンザの治療薬で、インフルエンザウイルスに感染してから48時間以内に服用すれば重症化を防ぐことができる薬剤です。

 日本はパンデミック(インフルエンザの大流行)対策として大量のタミフルを備蓄していますが、一時期は服用した人が異常行動を示すとしてメディアでも取り上げられました。結局、タミフルは服用した方がよいのかどうか混乱している人もいると思いますので、少し整理してみましょう。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1411/26/news027.html