バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

幹細胞及び胎児由来の心筋細胞及び予定心筋細胞の精製方法

2014年11月10日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2013-95524 出願日 : 2013年4月30日
公開番号 : 特許公開2013-143968 公開日 : 2013年7月25日
出願人 : 第一三共株式会社 外1名 発明者 : 服部 文幸 外1名

【課題】 本発明は、従来は心筋細胞を精製する目的に用いることが想定できなかった諸性質や新たに見出した諸性質を用いて、遺伝子改変を経ず、特別なタンパク質及び生理活性物質の添加を行わず、胎児及び幹細胞由来に由来する心筋細胞を含む細胞混合物から、心筋細胞を高度にかつ高収率で精製する方法を開発することを課題とする。
【解決手段】 本発明の発明者らは、低血清条件、低糖条件、低栄養条件、低カルシウム条件、弱酸性pH条件、乳酸添加条件、アスパラギン酸・グルタミン酸添加条件、および/またはピルビン酸添加条件の培養液中で胚性幹細胞由来の心筋細胞を培養することにより、効率的且つ高度に心筋細胞を選択・精製できることを見いだした。更に、胚性幹細胞で見出した方法が、胎児由来の心筋細胞の選択・精製や、成体幹細胞由来の心筋細胞の選択・精製に応用可能であることを見出した。 特許資料>>astamuse 2013

G-CSFを含む線維芽細胞動員剤及び創傷治療剤

2014年11月10日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2013-162077 出願日 : 2013年8月5日
公開番号 : 特許公開2013-241452 公開日 : 2013年12月5日
出願人 : 学校法人慶應義塾 外1名 発明者 : 福田 恵一 外1名

【課題】線維芽細胞を移植することなく、簡便に線維芽細胞を創傷組織に動員し、線維芽細胞を創傷組織に生着させる創傷治療剤の提供。
【解決手段】顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を有効成分として含む線維芽細胞動員剤。創傷した組織に線維芽細胞を動員する。心臓へ線維芽細胞を動員する。心臓が心疾患発症後の心臓である。心疾患が心筋梗塞である。
【効果】G-CSFを投与することにより、心筋梗塞巣に線維芽細胞が移動し、心機能の低下が防止され、心臓のリモデリングを改善する。 特許資料>>astamuse 2013


小型でかつより高効率にて細胞を自動培養可能な細胞培養器

2014年11月10日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2012-265374 出願日 : 2012年12月4日
公開番号 : 特許公開2013-255483 公開日 : 2013年12月26日
出願人 : メディカルサイエンス株式会社 外1名 発明者 : 倉科 佑太 外5名

発明の名称 : 細胞培養器

【課題】
小型でかつより高効率にて細胞を自動培養可能な細胞培養器を提供する。
【解決手段】
本発明は、少なくとも一対の金属板10,10を対向して備える容器形状の細胞培養器2であって、当該一対の金属板10,10の少なくとも内側の面に、細胞を接着させる足場となる細胞培養面18を形成して成る細胞培養器2に関する。


がん免疫を効率的に誘導できるペプチド

2014年11月10日 | 癌 ガン がん 腫瘍

出願番号 : 特許出願2012-132288 出願日 : 2012年6月11日
公開番号 : 特許公開2013-256454 公開日 : 2013年12月26日
出願人 : 学校法人慶應義塾 発明者 : 塚本 信夫 外3名

発明の名称 : がん免疫療法

【課題】がん免疫を効率的に誘導できるペプチド、そのペプチドを含有する組成物、そのペプチドを提示した抗原提示細胞、この抗原提示細胞によって刺激されたT細胞、これらのペプチドや細胞を利用した組成物、医薬組成物、医薬、及び抗腫瘍薬、及びがん免疫療法に使用するためのペプチドの同定方法、およびスクリーニング方法を提供する。
【解決手段】DYGMIDESI(配列番号1)からなるペプチドを用いて、目的の組成物、抗原提示細胞、T細胞、抗腫瘍薬の作製。前記DYGMIDESI(配列番号1)において、1~数個のアミノ酸変異を有するアミノ酸配列からなるペプチドに対し、がん免疫療法への適用可否の検定法、または、目的とするペプチドのスクリーニング法。 特許資料>>astamuse 2013

ダーウィンは正しかった、恐怖は人の強み

2014年11月10日 | 生命科学 生物誌

恐怖が人の心を活性化し、判断力を高めることを、京都大学霊長類研究所の正高信男(まさたか のぶお)教授らが実験で突き止めた。これは、恐怖感情を抱くことは認知情報処理を妨げるという、この1世紀の間信じられてきた心理学の定説を覆し、ダーウィンの主張を支持する知見といえる。心理学でもダーウィンの洞察は正しかった。ダーウィンが活躍した英王立協会刊行のRoyal Society Open Science11月5日付のオンライン版で発表した。Science Portal.,2014年11月10日