海外からの患者の受け入れを推進するため、政府は2015年から、がん治療や再生医療など世界最高水準の医療を提供する200~300医療機関を一つの仮想「日本国際病院」として一体的に売り込むことを決めた。
国際病院への渡航を手配する旅行会社を認定する制度も新設。アジアや中東などの新興国から患者の呼び込みを図る。成長戦略の柱である「医療の国際展開」の一環で、3年後に3400億円の経済効果を見込む。
がんの粒子線治療や細胞シートを使った再生医療、感染症治療などの日本が得意な分野と、治療が受けられる医療機関をホームページなどで公開して、海外の患者が希望する医療機関を簡単に見つけられるように工夫する。参加する医療機関は、内閣官房健康・医療戦略室などが、大学病院や民間病院などから治療実績を考慮して選ぶ.
読売新聞(web版) 2014年11月04日