バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

アルツハイマー病は「脳が感染と戦った結果」なのか:研究結果

2017年03月04日 | 医療 医薬 健康

アルツハイマー病の原因とされてきたタンパク質の塊「アミロイドベータ」は、脳に侵入した細菌に対抗しようとする物質かもしれない。マウスと線虫を用いた研究で、「感染症原因説」を示唆する結果が示された。 WIRED.,2016.06.03


抗がん剤がDNAに与える望ましくない作用

2017年03月04日 | 医療 医薬 健康

ホスファチジルイノシトール 3-キナーゼδ(PI3Kδ)経路は多くの種類のがんで、非常に活性が高い。いくつかのPI3Kδ阻害剤は、白血病やリンパ腫などのB細胞がんの治療薬として承認されている。

PI3Kδは発がん促進作用の他に、DNA組換えを促進する酵素AID(activation-induced cytidine deaminase)の活性も制御している。

今回、PI3Kδ阻害による過剰なAID活性が、白血病やリンパ腫の培養細胞株だけでなく、PI3Kδ阻害剤による治療を受けた慢性リンパ球性白血病患者でも、ゲノム不安定性を引き起こすことが示されている。 Huffington Post.,2017年03月04日

3Dプリンターで神経再生、細胞から管状組織

2017年03月04日 | 細胞と再生医療

 細胞を集めて体の様々な組織を人工的に作る「バイオ3Dプリンター」の技術で、人の細胞からラットの末梢神経を再生したと京都大などのグループが発表した。

 けがをした人の神経組織を再生する新たな治療法につながる可能性があるという。論文が米電子版科学誌プロスワンに掲載された。読売新聞デジタル.,2017年02月25日

中高生のピロリ菌検診拡大…「将来への贈り物」

2017年03月04日 | 医療 医薬 健康

 中高生を対象にしたピロリ菌の自治体検診が広がっている。

 佐賀県が2016年度から全国の都道府県で初めて中学生への検診事業を始め、鹿児島県も17年度から高校生を対象に計画しているほか、大分県内や北海道内などの自治体でも実施や計画中のところがある。専門家は除菌治療が胃がん予防につながる意義を強調しつつ、若年者への標準的な検査方法の確立が必要と指摘している。読売新聞デジタル.,2017年03月04日

癌治療薬剤ならびに治療方法

2017年03月04日 | 医療 医薬 健康

出願国 世界知的所有権機関(WIPO)
国際出願番号 2016JP066393
国際公開番号 WO 2016208348
国際出願日 平成28年6月2日(2016.6.2)
国際公開日 平成28年12月29日(2016.12.29)
優先権データ

特願2015-128139 (2015.6.25) JP

発明の名称 (英語) CANCER THERAPEUTIC DRUG AND CANCER TREATMENT METHOD NEW
発明の概要 【課題】肺小細胞癌をはじめとする神経分化を示す癌において,Matrin-3をはじめとする幹細胞制御因子の役割を明らかにするとともに,その役割をもとにした癌の治療に有用な薬剤等の開発。 【解決手段】癌幹細胞制御機構を有する癌のうち,分化能を示す癌においては,正常細胞と比較して,幹細胞維持因子と分化促進因子が共に高発現しており,特有のバランスを保持している。また,未分化性の癌においては,正常細胞と比較して,幹細胞維持因子が高発現しており,特有のバランスを保持している。癌幹細胞制御機構が存在する癌においては,これら正常細胞と異なる特有の幹細胞制御因子のバランスが存在するものであり,本発明の癌治療薬剤ならびに癌治療方法では,この幹細胞制御因子のバランスを破綻させることにより,癌の増殖性を抑制するものである。 J-Store >>外国特許コード F170008955

抗微生物活性を有するコラーゲン様ペプチド及びその組成物

2017年03月04日 | 医療 医薬 健康

出願番号 特願2015-130295
公開番号 特開2017-014126
出願日 平成27年6月29日(2015.6.29)
公開日 平成29年1月19日(2017.1.19)
発明者

小出 隆規
増田 亮
工藤 正和
太宰 結
美間 健彦

出願人

学校法人早稲田大学
国立大学法人 岡山大学

発明の名称 抗微生物活性を有するコラーゲン様ペプチド及びその組成物 NEW
発明の概要 【課題】 体内で分解を容易に受けることなく、強い抗微生物活性を有するコラーゲン様ペプチドを提供する。
【解決手段】 塩基性と三重らせん構造をもち、塩基性残基と疎水性残基の種類を変えたペプチドをスクリーニングしたところ、細菌に対する抗微生物活性をもつペプチドとして、R3Css-Fを得た。そこで、R3Css-Fをリード化合物として、各種コラーゲン様ペプチドを作製し、抗微生物活性に必要なコラーゲン様ペプチドの構造を明らかにすることにより、体内で分解を容易に受けることなく、強い抗微生物活性を有するコラーゲン様ペプチドを提供できる。 J-Store >>国内特許コード P170013718