バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

「さい帯血由来のiPS細胞ストック」の提供開始について

2016年08月25日 | 医療 医薬 健康
日本の研究> 2016年8月24日の記事 > プレスリリース

今回提供を開始したさい帯血由来のiPS細胞株は、日本人において最も高頻度にみられるHLA型(昨年提供した末梢血由来のiPS細胞と同じHLA型)の細胞から作製しました。このiPS細胞から作製した分化細胞は、日本人の約17パーセントに免疫反応が少なく移植可能と考えられています。昨年から、複数のiPS細胞株について分化能力の評価や様々な項目の品質評価を行いました。実際に分化細胞(治療の際に移植する細胞)を作製する研究機関で、末梢血由来iPS細胞とさい帯血由来iPS細胞を比較し、目的とする分化細胞に適したiPS細胞ストックを選択いただくことで、より安全な再生医療が提供されることが期待されます
https://research-er.jp/articles/view/49518

東大、脳への微弱な電流刺激でヒトの「運動記憶」を操作することに成功

2016年08月25日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛

東京大学大学院教育学研究科 野崎大地教授

東京大学(東大)はこのほど、頭皮から脳に微弱な電流刺激を加えることで、ヒトの運動スキル修得に関わる「運動記憶」を操作することに成功したと発表した。

同成果は、東京大学大学院教育学研究科 野崎大地教授らの研究グループによるもので、7月28日付の国際科学誌「eLife」オンライン版に掲載された。 マイナビニュース 2016/08/10

ヒト受精卵へのゲノム編集 Part 1

2016年08月25日 | 医療 医薬 健康
ヒト受精卵へのゲノム編集 Part 1 ~
何ができる?どんな仕組み?科学者の立場から(浜口友加里)

 ゲノム上の目的の遺伝子をピンポイントで、効率よく書きかえることができる「ゲノム編集」という新技術の登場によって、ヒトの遺伝情報を操作することも夢物語ではなくなってきました。
ヒト受精卵に対してゲノム編集を行えば、赤ちゃんが生まれてくる前に遺伝性の病気を治療できるなど、多くの可能性が広がる一方、加えた変異が次世代以降へも受けつがれる影響や、倫理的な問題などの懸念もあります。
マイナビニュース 2016/08/24