バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

薬剤耐性緑膿菌(drug‐resistant Pseudomonas aeruginosa)感染症

2010年11月09日 | 医療 医薬 健康
 緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa )は、水まわりなど生活環境中に広く常在するが、健常者には通常、病原性を示さない弱毒細菌の一つである。ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム薬に自然耐性を示し、テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質などの抗菌薬にも耐性を示す傾向が強く、古くより、感染防御能力の低下した患者において、術後感染症などの日和見感染症の起因菌として問題となってきた。感染症の話 2000年第36週(9月4~10日)

Oligonol :(オリゴノール)ライチ由来低分子化ポリフェノール

2010年11月09日 | 健康・栄養機能性成分
Oligonol(オリゴノール) は生体への吸収が低いとされるポリフェノールのポリマーを生体吸収性および活性の高いオリゴマーへ変換した世界初の”低分子化ポリフェノール”です。
Oligonolは、一般的ポリフェノール抽出物よりも非常に吸収性がよく、幅広い抗酸化・抗老化作用があります。
http://www.aminoup.co.jp/products/oligonol.html

オリゴノールの論文2報、インフルエンザウイルスの感染・増殖を抑制し、糖尿病の脂質代謝異常と腎機能を改善する
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?id=20074972

フラクトオリゴ糖によるカルシウム吸収促進作用の分子生物学的メカニズム

2010年11月09日 | 健康・栄養機能性成分
佐久間 慶子
腸内細菌学雑誌, Vol. 16 (2002) No. 1 pp.11-19
フラクトオリゴ糖 (FOS) が, カルシウム, マグネシウム, 鉄など, ミネラル吸収を促進する効果をもつことが動物実験において数多く報告されており, 近年ヒトの臨床においても同様の効果が確認された. [ 抄録 ][ 全文PDF(4595K) ]

腸炎ビブリオの病原性とゲノム構造に関する分子遺伝学的研究

2010年11月09日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
飯田 哲也
日本細菌学雑誌, Vol. 59 (2004) No. 3 pp.457-464
日本で発見された病原細菌である腸炎ビブリオ (Vibrio parahaemolyticus) は, 長年日本における食中毒原因の上位を占めている。本菌は近年, かつてなかったような世界的流行をひき起こしている。 [ 抄録 ][ 全文PDF(6563K) ]

抗酸菌の病原性に関与する遺伝子ついて

2010年11月09日 | 医療 医薬 健康
中田 登
日本ハンセン病学会雑誌, Vol. 69 (2000) No. 2 pp.61-69
らい菌を含め抗酸菌はヒトに対して病原性を持つものが少なくないが、脂質に富む厚い細胞壁を有し酸やアルカリに強いなど、他の細菌と異なる性質を有しており、病原性の本体については不明な点が多い。本稿では、その病原性に関わっている因子について現在までに知られている知見をまとめてみる。 [ 抄録 ][ 全文PDF(4356K) ]

オルソローグ遺伝子のコドンの3番目の位置のG+C含量を用いた外来遺伝子の同定

2010年11月09日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
大福 裕子, 田中 秀夫, 上林 正巳
CBIジャーナル, Vol. 2 (2002) No. 2 pp.58-73
6種類の古細菌と17種類の真正細菌のゲノムDNA配列を使って,ゲノムDNA配列のG+C含量とその全遺伝子中のコドンの3番目の位置のG+C含量を調べたところ,両者の間には強い正の相関があった。 [ 抄録 ][ 全文PDF ]

新しい老化モデルマウス klotho の開発

2010年11月09日 | 創薬 生化学 薬理学
黒尾 誠
日本老年医学会雑誌, Vol. 35 (1998) No. 5 pp.353-357
最近我々は, ヒトの老化によく似た表現型を示す新しい老化モデルマウス (klotho) を開発した. これはトランスジェニックマウス作成中に導入遺伝子の挿入突然変異によって得られた系統で, 成長障害, 活動性の低下, 寿命の短縮, 動脈硬化, 性腺・胸腺の萎縮, 骨粗鬆症, 軟部組織の石灰化, 肺気腫, 小脳 Purkinje 細胞の部分的脱落, 下垂体成長ホルモン産生細胞の萎縮, 皮膚の萎縮などの多彩な老化現象が常染色体劣性遺伝を示す. [ 抄録 ][ 全文PDF(3185K) ]

分子生物学的手法による歯周病原性細菌の検出・定量系の確立と口腔内細菌叢の多様性解析に関する研究

2010年11月09日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
坂本 光央
日本細菌学雑誌, Vol. 59 (2004) No. 2 pp.387-393
歯周疾患と口腔内細菌叢に関する研究では, 培養可能な口腔内細菌のみに着目して研究が行われ, 口腔内細菌叢の全容解明と疾患という観点からの研究は, ほとんど行われていないのが現状である。本研究では, まず, ヒト口腔スピロヘータの一種である Treponema socranskii のPCR法による迅速な検出・同定系を確立した。 [ 抄録 ][ 全文PDF(3753K) ]