イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

空でスカイ

2009-06-17 00:30:39 | CM

おてんとさまさま あんたはえらい!」と元気な菅野美穂さんのCM、菅野ちゃんがCMで何か飲んでるとついチオビタか?梅ッシュか?と思ってしまいますが、見ると一面実った麦畑で、発泡酒SUNTORY  YUTAKA豊か”でした。

菅野さんを女優さんとして初めてちゃんと見たのは、中国人の日本語学校生に扮した96年の『ドク』だったと思います。その後『失楽園』TV版では古谷一行さんと十朱幸代さんの娘の役。しばらく間があいて、2000年に『アルジャーノンに花束を』も比較的ちゃんと見ました。

その間もその後も、結構コミカルな役や元気な役もこなし成功させておられるらしいんですが、月河の中ではいまだに、いつ見ても涙目でうるうるしているようなイメージがあるんですよね。コレ、作品が役柄がというより、話題になった97年の、その、ホレ、ああいう写真集を世に出されたときの、テンパった記者会見のイメージが強いんだと思います。あれはちょっとかわいそうだったけど、でも芸能根性みたいなものを感じはしましたね。

 それはともかく“YUTAKA豊か”、麦芽+玄米+天然水というキャッチがCMにも、パッケージ正面にもあり、げ、玄米って…と最初はちょっと引きました。

新ジャンルのパイオニア的存在であるSAPPORO DRAFT ONE(ドラフトワン)の原材料“エンドウたんぱく”にも引いて、引きつつ試飲してやっぱり引く味だったという苦い思い出があるので、今回もあまり期待しないで1缶だけ買って飲んでみましたが、あらら、失礼しました。結構いける。美味しい。早くも23缶とリピーターになりそうな勢いです。

ウイスキーが本業のSUNTORY、ビール系商品は軒並み良くも悪しくも“水”っぽいのが難点だと思うのですが、この“豊か”、新ジャンルの“金麦”同様、同社が得意とする原料水の良質さがいい感じで全開。懸念された玄米も、しっかり麦芽と一体になって、さらっとした、嫌味のないコクにつながっているようです。

なんでも、玄米をまるごと粉砕し、麦芽は高温で煮沸することで旨みを引き出す“デコクション製法”を採用しているんだとか。耳スペルで英和辞典をDecococ…と探すと、decoct(煎じる、煮出す)の名詞形としてdecoction(煮出し汁、煎じ薬)とちゃんと出ていました。

新ジャンルでの同社のヒット“金麦”から、リキュール的なうっすら甘さを抜いて、爽快さに、より重心を移したという感じでしょうか。CMやパッケージを見て、月河同様、「げげっ玄米!?」と訝しく引きかけた人には、まずは騙されたと思ってひとつ験してみることをお薦めします。

ただ、糖質50%オフで100ml当たり34cal「からだにもやさしい発泡酒」というアピールは、若干中途半端かな。糖質ゼロで100ml当たり24calAsahiスタイルフリー、同70%オフで同29calKIRIN淡麗グリーンと比べると、低カロリーアンチメタボだなという訴求力はさほどありません。健康志向を強調していないSAPPORO道産素材5calしか違いませんからね。前述の“良き水の味”と、玄米をプラスしたその、デコクション製法?によるすっきり感で「alc.5%でも軽くて(←スタイルフリー4%、淡麗グリーン4.5%)お腹に溜まらない感じ」は悪くないと申し上げておきましょう。

白基調にブロンズを配した金色、商品名ロゴだけ緑色にしたデザインも、ほどほど土の匂い、良きカントリー感があって好感が持てます

 ところで、デコクション製法と言えば、KIRINが来週24日、新ジャンルでその名も“コクの時間”を発売するようです。

 デ“コク”ションで“コク”の時間。なんだかラジオぽてとのロナウ二郎(脇知弘さん@『つばさ』)みたいですが、こちらは玄米は使用せず、麦芽と大麦で勝負する模様。一度行っとく必要ありですな。近所のコンビニに並ぶかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする