イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

草食ライオン

2008-06-17 23:21:48 | CM

昨夜は日付変更直前にタカアンドトシ『お試しかっ!』を出会いがしら視聴。週日のこの時間TVをつける余裕があって録画チェックすべきソフトもないとたいていテレビ朝日系となんとなく決めているので、半ば狙い撃ち視聴になります。

ネット環境になってから、TVで夜“今日一日のニュース”“スポーツの結果”的なものを本当に見なくなった。Qさま!!に続いて『くりぃむナントカ』もゴールデン転出してしまった後、『お試し~』と火曜日の『「ぷっ」すま』には踏ん張って、“安心して「くっだらねー!」と言える”世界を守ってもらいたいものです。

 今週のお試しシミュレーションは“厳しい芸能界の中でも忍耐力がないことでは人後に落ちないタカが、怖い先輩芸人に(ドッキリで)キレられてどこまで泣かずに辛抱できるか”。いいねいいね“言葉の暴力”“いじめ”にはことのほか神経質な風潮の当節、深夜の芸人バラエティはこれくらいやらなくっちゃ。

千原兄・せいじ好感度アップ。せいじでこんだけ笑かしてもらったのは正月の『ドリームマッチ』でのダウンタウン松本と組んだ『永遠にチゲに』以来かも。

 仕掛けの企画でタカに“赤いパンツ”を暴露されたのを、仕掛けでキレて見せ「ネット通販で買ったからいませいじ家のパンツはぜんぶ赤やねん」「しかもあれはパンツやないねん、サル年に穿いたら縁起がいい赤のサルマタやねん」「ちゃんとした事言おうや、パンツとサルマタは全然ちゃうやん」「変わってくるやん、意味合いが」と、どう考えても意味ないところでインネンつけまくるせいじに、「はい、はい、すみません」といちいち頷くタカ。そうか!変わるか!意味合いが。

「オマエ赤いパンツ穿いてるから俺が(ジャイアント)馬場みたいやって?亡くなりはったジャイアント馬場さんは本名・馬場正平や、新潟出身の」「はい、はい」「俺は<msnctyst w:st="on" addresslist="26:京都府福知山市;" address="京都府福知山市">

京都府福知山市

</msnctyst>出身の、赤いサルマタを穿いた千原せいじや」「はい、はい」「向こうはストロングスタイルの、赤いトランクスを穿いた、ジャイアント馬場こと、馬場正平や」「はい」「全然違うやんけ」「はいっ、すみません」…この意味のなさ。格闘技好きそうな千原兄、馬場さん豆知識は“アリもの”か。

その前、タカがお詫びのしるしに持参したお菓子に「俺甘いの嫌いやねん」一発でびびらせ、「俺の好きなんは豆腐や、豆腐だけを食いに奈良の山奥まで行ったことがある男や」「そんな事ぐらいな、マネージャーに聞いても、俺が豆腐をこよなく愛しとるとか知っとるわ」タカ「軽率でした」…うわー、嬉しくなるほどの意味のなさ。

 ドッキリとバラされた途端に一気に涙腺決壊するタカ。トシ「その涙は何ですか」タカ「…ストレスです」わはは。トシのモニタールームでの絶妙のツッコミというか合いの手のおかげで“(タカがかわいそうで)見ていられない”に落ちるギリをよくもちこたえたし、“もともとチキンなタカの涙腺沸点が並外れて低く、しかも見るからに低そう”を仕掛け側にも、視聴者サイドにもじゅうぶん地ならししてからドッキリに入ったこと、“先輩としてキレられるとマジ怖い”担当として千原兄という絶妙…と言うより微妙に見かけ倒しの人選も見逃せません。同じ千原でもジュニアだったら、絵柄も空気も根こそぎ変わったことでしょう。

メインMCの番組を持つようになって2年ぐらいになるタカトシですが、似たような肌合い、コンビ体温の2人組がほかにいないのがいまだ強み。

ネタの良質さユニークさでブレイクした後はなぜか“コンビ性”が希薄になってしまう組がそれだけ多いという、ちょっと淋しい現状でもあるのですが、サッポロビールCLASSIC(←当地限定)CMが似合う空気感のタカトシのまま、『お試し~』のような“安心して「くっだらねぇー!」と言える”座標の番組も続けてほしいものです。

コメント
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