イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

誰?

2008-06-04 00:55:25 | コスメ・ファッション

昨夜(22315~)、撤収作業前にタカアンドトシの『お試しかっ!』を出会いがしら視聴。“女装してキレイな男芸能界№1”、あんまり面白いので途中から録画して保険かけちゃいました。男性芸能人・芸人をプロの手でヘアメイク・スタイリングコーディネートさせ、エプロンステージをモデル歩きさせてライティング当てて、美容学校の女性100人に見せ、誰がいちばん女性らしくて綺麗か?を競うというお試し企画。

まぁプロが腕にヨリかけて塗って結って着せるわけだし、3分間ステージ上だけでのウォッチに耐えればいいんで、誰が挑戦しても一応に見えることはわかっていたんですが、おもしろいと思ったのは、この企画前提で誰を出してくるか?どんな「それ反則だろ」が出てくるか?ってとこ。

プラス方向の“反則”は、お笑いじゃなく一応イケメン俳優の杉浦太陽さん。そりゃキレイだろうさ。安全パイ過ぎ。あと品川庄司庄司。太陽くんのスタイリングテーマは“渋谷系のダイヤモンド”、庄司のそれは“休日のエビちゃん”。

太陽くんなんてメイク無しでも女の子としてもカワイイ系で通用する顔立ちですもんね。最近のヒーロー出身は概ね、かつての藤岡弘さんのようながっちり男くさ系は少なく、スレンダーな中性風が多い。

しかも正体バレ前のウォーキング中にゲスト審査員長・たかの友梨さんから「仕草とかかなり研究してますね、日頃そばにこんな感じの(女の)子がいるんじゃないですか?」言われてましたよ。わはは。もちろん嫁(辻希美さん)があんな感じです。嫁よりいけてたぐらいじゃないか。たかの先生もお人の悪い。庄司はエビちゃんよりやっぱりハロプロのアノ人になりたかったんだろうけど、いろんな意味で残念でした。

たかのさんもプレゼン前に言っていたように、男性が女装する場合、フェイスライン=顔の輪郭作りでかなりな部分が決まります。全体の容姿が小づくりでも輪郭ががっちり骨の秀でた男顔の人は、この時点でかなり不利。

それを割り引くとしても“和製ヒルトン姉妹”ハイキングウォーキング2人、特にQちゃんは、マイナス方向の“反則”。あらかじめ「コレはやっちゃったんじゃないですかー!?」要員としか考えらんないもの。ネタのときは70年代フラワーチルドレン風ストレートロングなのでフェイスラインを目にとめたことないけど、マッチョでも筋肉質でもないのに無駄にトラボルタ風ケツ割れアゴ。

ストレートロングで結構クールに決めていた相方松田はコンビなばっかりに足引っ張られてご苦労さんでしたが、キレイ票100人中17人というジャッジに「おい!83人!」というキレが松田キャラ全開で良かった。Qちゃんの「これは意外な結果です!」に「妥当だよ!」のお約束もやれたし、完璧な女装でキレる松田、月河結構タイプかもしれない。

日頃から肉体コンシャスそうな小島よしお“ちょいワル伊東美咲”、ネタも青春なしずる“初恋の予感・めちゃカワ女子高生”は、この企画がなくても「女装したらこんなんなるだろうな」の想定内。長州小力なんかは平常時でも“ぽちゃカワ”タームで見てる人が相当いそうだしね。

いちばん笑ったのは“エロカッコいい2人組”平成ノブシコブシ。エロクチビル押しで客席が沸いたり引いたりひとしきりした後「実はこの人たちです!」って正体バレしたときのほうが「………(誰?)」静まり返っちゃうって。「本人出てぜんぜん盛りあがらねーじゃねーかよ!誰も知らねーのか!」この展開のために呼ばれたみたいでちょっとかわいそう。それほどド無名じゃないですけどね。

なだぎ武の“浴衣美人”はどう見ても“怨霊”。ハイウォーQちゃん筆頭にコイツら問題外チームが出揃ったあと、「ご期待におこたえします!」って感じでMCタカトシが大トリを飾りましたが、田舎のトロピカルパブママ風に微量笑いを入れて無難にまとめたトシの後は、タカの浮腫み過ぎアムラー。見るほうもいい加減キモさに麻痺しつつあり、ギリで罰ゲーム免除。ノブコブ、Qちゃん吼えるキレる。

モニタールームで待機中も、いつカメラに抜かれても指で頬杖ついたり、カメラに顔四分の三角度にしたり、抜かりない太陽くんはやっぱり別格でした。持ち前のルックスもだけど、嫁選びのセンスといい、かねてからギャル系が好きでよく観察してたんでしょうね。

しかし、こんな他愛ない番組見てても、“女性にとっての男性”に比べて、“男性にとっての女性”のスペシャル度、尊崇度は破格なんだなということがよくわかる。たとえば恋愛とか結婚という地合いにおいて、男の“カワイイ子”“美人”への執着、関心と、女の“カッコいい男”希求というか情熱、外から見ると体温としてさほど変わらないように思うけど、何か生物としてのベクトルに根本的な違いがあるんだな。女性芸能人が男装して誰がいちばんイケメンに見えるかを競ったって、やる方も観る方もこの100分の1も盛り上がらないでしょう。

タカトシがMCやってる番組、もうレギュラーでいくつかあるのは知ってるんですがあまり見る機会がなかった。トシの「それでは次の方どうぞ!」のきっかけ声はよく通る。ダウンタウン浜ちゃんの若い頃を思い出します。タカも思いのほか自由な感じで、「漫才はうまいがフリートークが弱いのでバラエティ界で不利」と言われていた4年前ぐらいとはだいぶ違う。結構使えそうです。

 『花衣夢衣』47話。先週、父と伯母の不倫を知り「お父さんなんか大嫌い!お母さんはワタシが守る!」と息巻いた莉花(伊倉愛美さん)に続いて、かねてから心臓ポンコツの祐輔(溝呂木賢さん)も義姉である澪(吉田真由子さん)に積年の想いを打ち明けて倒れてしまいました。入院をすすめる母(田岡美也子さん)に「この家で生まれて、この家で育った、この家が僕にとっての世界のすべてだ…だからこの家で死にたい」は重みがあった。上京した真帆(吉田真希子さん)に将士(眞島秀和さん)が余計な未練を再燃させなければ、夫と信頼し合って満ち足りる兄嫁をそばで見守りながら祐輔は心穏やかに、病弱なりに人生全うできただろうに。

やはりこういう情念の悲劇は、“泣く子と地頭”じゃありませんが子供と死にゆく病人にはかなわないなという気がする。ヒロインカップルのはずの将士と真帆は、いまや不道徳とか不潔というより、単なるヒマ人にしか見えません。

コメント
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