↑ ↓ 国道286号と国道112号が交差する地点の横断地下道の地下部分と出入口
地下道では自転車乗車は禁止なのだが・・・
かつては幹線道路の各所に歩道橋が造られたものだが、高齢の歩行者などには負担が大きく、また景観上もすこぶる評判が悪く、撤去が進められている。
しかし地下横断歩道は今でも建設が相次いでいるようだ。
地下に築かれているだけに景観上はあまり問題にならない。だが使い勝手はすこぶる悪い。自転車なら地上の時はものの10秒足らずで横断できたのに、地下道では乗車したままの利用は禁止され、慣れても1分以上はかかる。不慣れな場合は出口や方向が分からなくなり2分以上もかかってしまう。出口や方向が分かりにくくなるのは歩行者の場合も同じである。歩道橋の場合は方向を見失うことはまずない。
たしかに歩道橋でも地下横断歩道でも歩行者と自転車が車にはねられることはなくなる。それにしても歩行者と自転車の利便は大幅に減退する。このための工事費用も当然道路特定財源から拠出されてきたのであろう。逆に歩行者と自転車の利便向上のためなら道路特定財源は特に一般財源化しなくてもよさそうなものだが・・・。