横断歩道？ 横転歩道！

　　雪国の横断歩道は危ない。むろん歩行者にとって危ない。特に白いペンキ塗りの帯状の部分が滑りやすいので皆さんもご用心を。
　　確か既に数年前にこの危険性が指摘されていたのだが、ほとんど改善されていないように思える。やはり自分も何回か雪で白いペンキの部分が隠れていたため足を滑らせて転倒しそうになったことがあるし、他の人も転倒しそうになったのを見たことがある。こんな時に限って右折や左折の車が近づくのだからヒヤリとする。
　　これでは「横断歩道」というよりは「横転歩道」である。
　　だから横断歩道の白いペンキの表示のない車道部分の方が安全なことになる。むろん、道路交通法上、歩行者は横断歩道以外の所で車道を横断してはならないことになっている。だが横断歩道の数は余りにも少ない。主要道路の場合は信号設置箇所くらいにしか横断歩道はないから、横断歩道と横断歩道との間隔は２，３百Ｍ、ひどい場合は５百Ｍ以上離れていることもある。しかも車道に並行する歩道を横断したり進入する車が多くて歩行者は歩道ものんびりとは歩けない。
　　歩道も横断歩道も危ないというのでは「歩行者に優しい街づくり」は遥か遠い夢の話になる。