俺の誕生日にはケーキ投げ大会。
4期生の臼井(臼井自動車)・邦博(外資系)・越知(旭洋)・横山(花王)などの時代はオールド・ファション・ラヴ・ソングともいえる純然たるケーキ投げ。
それが加速度的にマヨネーズやケチャップや醤油にサラダオイルなどが飛び交い始めるのが9期生の太郎(東海理化)・克典(ネット系)・香介(ヤマハ発動機)の頃。
滅多にできない馬鹿騒ぎをするために生徒たちはこの時期、必死に勉強する。
なか弛みをついついしそうなこの時期にそれをさせない抑止力としても機能していた。
それがいつしか、女の子たちが塾を埋め尽くし、現代人最強の宗教「清潔」という概念にケーキ投げ大会が駆逐されつつある・・・というのが現況か。
いつしか机の上に並ぶ料理の数々・・・豪華になった。
イメージしやすい、微笑ましいバースディパーティがそこにある。
記憶の棚から取り出す際に他の記憶と間違えてしまいそうな、よくある思い出としてインプットされるはず。
そこには下品で野蛮で暑苦しい匂いはない。
一抹の寂しさはある。
それでも突発的に「あの頃」が姿を現す。
去年の谷の結婚式の三次会の後、塾の駐車場で新郎相手にやらかしたビールかけ大会もその片鱗。
粛々と、つつがなく終わった53歳のバースディ。
あのたぎる思い、今度はいつあるんかいな・・・一人ごちる。
昨夜は酒を飲まないと決めていたが、一杯だけ・・・という悪魔の囁きで全てが瓦解する。
二日酔いで家に帰り、人並みに寝る。
筋肉がパンパンに張って走り出せる状態ではなく、奥さんのマサージをしてもらう。
昼はあいとの約束、三重高そばのラーメン屋『ヤマト』で辛味ラーメン。
ついつい替え玉を頼み、いつしか悪魔の使徒に成り果てる。
ため息をつきながら塾に戻るとインフルエンザ新型が癒えた拓夢が勉強している。
三雲のアピタから伊勢市駅まで旧23号線を歩くと20km・・・至急体重を戻さなければならない。
マラソンのことがあり、高1と高2がつくってくれた料理に箸をつけなかった。
すまない。
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