昨夜の俺の授業、高校生の英語は受験に関する話をして終了。
高2の段階でセンターレベルの英語を終えておかないと、高3で他の教科に手がまわらなくなる・・・今まで何度も何度もした話だ。
私立大学ならともかく、国立大学だと志望大学合格の可能性はほとんどない。
「今からちょうど1年前なんとか英単語をこなした悠志、それができなかった俺の娘さん達。勝負の趨勢は今から1年前、すべては英単語にあった。今日の悠志の結果と明日の三重大の結果、この2日間で勝負の綾が鮮やかに分かる」
そして今日、午前10時。
俺は3年前と同じように自宅の炬燵に包まっていた。
果報は・・・寝て待てども来なかった。
昼過ぎから中3が登場。
今までのように各自の弱点教科を詰めていく。
成績表を渡されるが、公立入試組で最も内申が悪かった生徒が38・・・。
内申は全員が上がってはいるが、高校へ送られる調査書は別物・・・果たして。
とある生徒が言うには、橋南中では高校へ送る内申を教えているとか・・・それが本当だったらうらやましいねえ。
今日から新中3の授業が始まる。
悠佑はここ数日平方根を教えてあったぶんだけ処理速度が速い。
平方根の掛け算と割り算を教える。
馴染んだところで、ピラミッドの直角部分を古代エジプト人がどのようにして作ったかを説明。
つまりはこれが三平方の定理の説明になるわけで、三平方を用いて平面図形(二等辺三角形や正三角形)の面積や、円錐の体積へと展開。
ことに円錐がらみは実力テストを想定して念入りにこなす。
最後に√1から√50までを簡単にできるかどうかを瞬時に言わせる口頭試験。
1から50までで良幸ミス3・・・まあまあでしょ。
鬱積がたまった時にはひたすら授業・・・いつしか身についた職業病。