『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

3月18日

2007年03月18日 15時53分01秒 | Weblog

午後11時に奈良県から鈴木のセンセがやってきて闘牌開始。
マージャンが終わったのは午前6時半。
ゴキブリ退治に立ち向かったはずの征希と俺だったが・・・散々な目に会い、こてんぱんにされて沈没。
彼女ができた分だけ勝負運は削がれているはずとタカをくくっていた谷(6期生)だったが、最後までしつこく粘り、結局はプラスマイナス0で終了。
あの粘りが彼女をゲットできた資質なんかねえ。

このマージャンでデビューを飾らせようと目論んでいた悠志と陵(ともに18期生)だったが、あまりの牌まわしの素早さに萎縮してか観客として参加。
午前2時、里恵ともども退散する悠志にアキラの親父が声をかける。
「悠志」
「なんですか」
「オマエの下宿に遊びに行っていいか」
「大歓迎です」
「今年の夏までには俺と塾頭が行くからな」
「はい、お待ちしています」

アキラの親父がウチの塾生と初遭遇したのは征希と臼井・兄(ともに4期生)。
場所はかつて俺達が根城にしていた『IVY』というスナック。
そこのママであるレイコ姉に、関西大学に進学したての臼井と征希を『IVY』のバイトにと頼んだのだ。
その当時、今から13年ほど前にアキラの親父は『IVY』を訪れ、そしてカウンター越しに俺の育てた生徒たちに会ったのだ。

13年後の今、その片割れの征希は「年寄りは大人しくしとらんかい!」やら「今夜はゴキブリ退治!」と言って憚らないような悪口雑言の羅列。
そんな人間関係を俺の大学時代のダチであるアキラの親父や鈴木のセンセとの間に構築してきたのだ。
胸に宿る熱い思い・・・。

今度は悠志の番。
たぶん今年の初夏、俺とアキラの親父は松江の悠志の下宿に転がり込むはずだ。
奇妙な人間関係・・・しかし俺はこんな紬を幾重にも張り巡らしたくて塾を続けているのかもしれない。

午後5時半、アキラから電話。
「昨日から親父が行ってるんですよね」
「ああ、来たよ」
「で、ゴキブリ退治のほうはどうでしたか」
「アカンわ、ゴキブリの前にこてんぱんや。蹂躙されたわ」
「僕も行きたかったんですけどね、あいにく今日は模試があって」
「模試のほうはどやった」
「僕も蹂躙されました」
「そりゃあんたもアカンがな。ブログで見るとテンションが上がらなくて苦慮してるようやけど、これから模試を受けながら徐々にテンション上げてかな」
「来週も模試がありますから、その都度テーマを設定してなんとかしのいでいこうかと思ってます」

アキラの親父は俺が育てた生徒をこの13年間見続けてきた。
そして俺はアキラを受験生として8年間見続けてきたわけだ。
俺が大阪時代に世話になったレイコ姉、そのレイコ姉が高齢出産で生んだメグともBBS掲示板を通して受験生としての彼女の軌跡を眺め始めたばかり。
そして同じ大阪には2年前に亡くなった山本豊の一人息子・雄大・・・こ奴もまたメグ同様に来春の大学入試に臨む。

午後6時前、スラム街のベッドで寝ていた鈴木のセンセが仕事の電話を機に腰を上げて帰り支度。
「森下、オマエは京都に帰らへんの」
「もうそろそろ」
「じゃあ途中までいっしょに帰ろか」
「じゃあ、お共しましょうか」
163号を木津まで併走。24号線に出たところを鈴木のセンセは南下、森下は北上。

駐車場で奈良ナンバーの車と近所迷惑一切想定外の騒音でうなるスポーツ車を見送る。
これでまた一人となった。
時刻は午後6時過ぎ、日が蔭り始めた。


夜になり姿を見せた新中3は由梨佳と真奈と亜里の3人。
今年の中3はこの3人が中心となるはず。
肝心要の問題・・・女の子たちの陰湿な人間関係・・・について、今までの塾の歴史を紐解き解説していく。
ウチの塾の場合、勉強部屋のようなものでもあり授業があるなしかかわらず生徒たちは塾にやって来る。
この時間の長さが生み出す負の遺産・・・人間関係のもつれ。
男子がもめる場合は俺も男ということもあり対処にそれほどの狂いはない。
しかし女の子たちがもめだすと臆病な俺では収拾がつかない。
今まで何度泣かされてきたことか。
ゆえに中3の最初の時期に女の子には心の底からお願いする・・・うまくもめてくれ、と。

たまたま今夜がその日になった。
この3人、全員が津高で勝負することになる。
これから1年間の成績のせめぎあいもさることながら、感情のせめぎあい・・・これが怖いのだ。
だから今夜も言うことになる・・・女の子たちがもめたら、もめた者どうし連れもってライブハウス『イジリンマ』へ特大のパフェを食べに行こう。
とりあえずは甘いものを食べたらなんとかなる。

今日が新中3、れいめい塾22期生の約束の地・・・彼女たちにとっては津高を目指すツアーの初日となった。

コメント (1)
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