愛人満の個室 [バンク角９０のヒラヒラ男」

満を連れて都民の森へ行った。
ツーリングには近すぎるし練習には遠すぎる都民の森だが、今日は訳あって一つ満に
コーナーリングを教えて恰好いいと思わせようというのが本当の狙い。
最近、色々立場がなくなっているから起死回生の一策ともいえる。

ところが・・・
森から湖へ、結構早めのスピードでコーナリングしていたのに、後ろから来たネイキッドに
いとも簡単にアッサリと抜かれた。
地を這う安定したコーナリングで落ち葉が如くヒラリヒラリの華麗さにしばし呆然！
　沢山ライダー見てきたがあんな華麗な走りは見たこと無い。
決して無理に飛ばしてなんか居ない。
ブレーキはタイヤのエッジだけ、ブレーキランプも全く点灯しないから早い早い。
パタンパタンと二度倒して追い抜きパタンパタンと二、三度倒して視界から消えた。

二人して驚愕、あっと言う間の出来事だった。
恰好いい人だと思わせようという計画は其の瞬間頓挫、ショボンとして口も利けずそのまま
帰路へ・・恰好悪い！！

夜、満はかなり燃えた。
後で聞いたら昼間のヒラリヒラリが頭の中を駆け巡って目が回ってたいう。
納得感があった。
あんなに恰好いい奴を見せてしまったのは失敗だったと思っていたけど、
意外な事にサービスが良かったので驚いた。
[バンク角９０のヒラヒラ男」に感謝感謝！
(2000年１０・０７（土）：都民の森）