ラーメンツーリング

神奈川のラーメン屋をバイクで走りまわり、色々なお店のラーメンを紹介します。
時には温泉やバイクや旅のグルメ話なども。

○ 08-288 秦野のラーメン「なんつッ亭」

2010-06-30 | 246を横断するラーメン
専門店 ラーメン:★★★★☆(訪問歴:15w/栞)

此処のラーメンは基本的には変なラーメンだ。
というよりはユニークなラーメンで、その奇怪な色合いが好奇心を持った人の間で人気になり、
いきなりテレビで優勝して一躍有名になったというラーメン。
一応熊本ラーメンという事になっているが、熊本県人は異口同音で「あれは熊本ラーメン
じゃあ無い!」とそれを否定する。
その根拠はマー油の使い方らしいのだが、其れは別としてもお祭り騒ぎみたいな処は結構
「熊本ラーメン」という気もし無くは無い。

些か奇食っぽい処もあるけれど、まあ、こういうのも有ってもいいじゃんという感じで、
結構神奈川人には人気がある。
普段はこの粗雑な味に高い評価をした事が無いけれど、今日は”かなり”美味かった。
味がこなれて来たというのか、結構上品で円熟した感じ、風格が出て来たのかも知れない。

”族のお兄さんがいなかったからじゃない?”という意見も一部からアリ、そう言えば昔は
みんなおっかない顔のお兄さんばかりだった。

ラー博のラーメン 「春木屋」

2010-06-29 | 環状2号を北上するラーメン
専門店 ラーメン:★★★★☆(訪問歴:2 w/加代)

この店は戦後の東京ラーメンの礎となった老舗中の老舗と言われる「春木屋」の出店。
東京ラーメンとい言うのは言ってみればラーメンの標準語みたいなものだが、「春木屋」
のラーメンが、東京ラーメンの標準とはいい難い。
「春木屋」のラーメンには鳴門も入ってなければホウレンソウも入ってい居ない!
というルックス的な事もあるけれど出汁が違う。
同じ東京ラーメンではあるが山手地域の一部に流行った煮干しラーメンで決してメジャーな
ラーメンでは無い。
蕎麦や系統の独特な匂いが好き嫌いlを分けて、多くの人は嫌った得れどラーメン好きな
人達の中では結構フアンもいた。

「春木屋」のラーメンもしかりで、賛否が割合はっきりしたラーメンではあるが、それでも
出汁の配合が複雑で、美味い時もあれば不味い時もあるという、横浜醤油とんこつと似た
不安定さが、逆に奥深さを感じさせるラーメンという感じ。

今日のラーメンは一寸イマイチ、ラー博独特の温度・湿度に全然絡まないよそ行きの無味乾燥な味、
というか出汁のバラバラさが空回りした「春木屋」らしく無い味。
老舗中の老舗と言われる「春木屋」でも、こういうヘマな味もあるものだ。

厚木のラーメン 「MUGEN」

2010-06-25 | 246を横断するラーメン
専門店 醤油ラーメン:★★★★ (訪問歴:初)

この店はラーメン会で行った”食べ歩きツアー”の時に知った店。
其の時は前後の関係もあってパスしたのだが、ドンキに用があってなた機会を得た。
実は・・、食べ歩き会の時食べて出て来たメンバーーが一寸首をひねっていた。
其れは明らかに”納得していない”という表情だったのが妙に気になっていた。

それで・・という事もあるが、今日は”暑い”という事もあってメニュー選択に悩む。
通常は初めての店では”先ずは基本ラーメン”と決めているのだが、そうした事情もあって・・、
然し結局ラーメンに、と言うのはガラス越しに製麺台をみたらやっぱり基本ラーメンを
という気が先だった。

味的には淡麗系、ベース的にはげんこつと魚介という感じで偏りのない大人しい味。
多少魚介が勝っている感じが匂い的にはするけれど、味的には極めていいバランスだ。
しいて言えば多少関西味、関東人には少し甘過ぎるきらいはあるけれど許容範囲。
多分、ラーメン会の人が首をかしげたのはこの甘味と麺との相性ではなのではないだろうか。
麺自体は結構多加水な麺、スープとの絡みも結構あるので甘味が強調されて感じるけれど、
一般人が首を傾げる程では無い。
やっぱりラーメン会の人達は”次元が違う”、相当高いレベルで評価しているから首を
傾げたという事だったのかも知れない。

子連れ温泉旅 「箱根」

2010-06-22 | 旅と宿坊と温泉お話
十年程前に知り合った人と半年前に恋をして、五回のデートの末に遂に”温泉旅行”へ。
と言っても”コブ付き旅行”、子供は旦那に預けて・・、と言うのが理想の展開だけど、
日帰り温泉ならともかく、二泊三日ともなると流石に旦那も二人は預かりきれないに違いない。

箱根は神奈川を代表する温泉地、山全体が温泉なので幾つ温泉があるのか分からないが、
湯本温泉、宮ノ下温泉、強羅温泉、仙石原温泉、芦ノ湖温泉という感じだろうか。
今回は仙石原温泉、箱根の温泉の中では湯質そのものは強羅温泉が好きだけれど、
仙石原温泉も似ていた。
源泉は大涌谷から引き湯しているのか、泉質はカルシウム・マグネシウム-硫酸塩・
塩化物といったところか?
強羅程は白濁していないのは湯が新しいからか? 腹下浴だけで芯から温まるいい湯だった。

今回の宿は二度目だけれど、施設の用途がら残念ながら”露天”も無ければ”貸し切り”も無い。
当然二人で入る事もコブ達と入る事も出来ず、一人風呂しか楽しめなかったのは残念。
保養所だからこそファミリー風呂があってもいい気もするのだけれど・・。

当然日中はキッズが主役だけど夜も主役、興奮してそう簡単には寝付いてはくれない。
夜中には寝ぼけて起き上がったり夜泣きしたり・・。
育児というものがどんなに大変か、母親の凄さ、偉大さというのがよくわかった気がする。
明け方に寝不足でフラフラになりながらも風呂酒持ち込んで、念願の”愛の交換”に一人乾杯。
思えば出合って十一年目、人生って色々不思議な展開になるものだ。

観光地然とした処はどこもあまり好きでは無いけれど、箱根はいろんなものが有って面白い。
今回は宿を起点にロープウエイ、ケーブルカー、登山電車、バス、海賊船等色々乗ったし、
箱根餃子や箱根アイスを食べたり、彫刻の森とか芦の湖とか大涌谷とか色々楽しめた。

梅雨の酒

2010-06-20 | たまには 浮気しよう
女房から酒とタバコ、どっちかと言われたらどうしよう。
バイクとラーメンのどっちかと言われるのも困るけれど、酒とタバコも困る。

酒とタバコの大きな違いは酒の方が許容範囲が広い事、酒の方が種類が多いからという
せいもあるのかも知れないが、どっちかと言うと浮気に走りやすい。
極端に言えば、酒なら何でもいいという感じ。

居酒屋に行くと「同じ物でいいですか?」と聞かれる。
なるほど、そう言われると、あれこれ飲み比べてみたいという気持になる。
大体、お銚子2,3本飲むと浮気してみたくなる。

親父の場合は菊正宗だった。友達の親父は大関だった。
家で飲むならそういう飲み方もある気もするけれど、外だと浮気したくなる。
酒と女は似ているかも知れない。

二流ブランドの酒、ずらりとはべらかして味比べ。
二流クラスだと一流に遜色ない、というか二流の方が美味い酒にもぶつかる。
二流の難点は、また飲みたいと思っても中々手に入らない事、三流なら尚更だ。
結局、一流とか二流とかの違いは、どれだけ世の中に出回っているかの違いだけなかも知れない。


□02-409 境木のらーめん 「太雅」

2010-06-16 | 東海道を下るラーメン
中華食堂 雲呑麺:★★★★ (訪問暦:無数)

ワンタンとラーメンは値段が同じなのに雲呑麺になると値段が違うのは何故?
昔から思っている素朴な疑問なのだが、なんとなく習慣的に納得させられている。
雲呑麺の魅力は雲呑の食感とのコラボ、同じ小麦粉なのにどうして麺とこんなに違うの?
それも昔からの疑問。

雲呑麺のルーツは広東省の潮州などで作られていた魚やエビを使った餃子だという説があるけれど、
香港の雲呑麺の方が有名?な気もする。

正直な処、日本の雲呑麺より香港の雲呑麺の方が遥かに繊細で美味い気がする。
雲呑の中身がエビだから?という様なレベルの話では無く、4千年の歴史の味という感じ。
例えばスープ出汁はヒラメの乾物からとるとか、麺は10秒位しか茹で無いとか、雲呑は底に
敷かれるとか、其々に理由があって、だから”美味いいのだ”と感心させられる。

この店の雲呑麺は日本の雲呑麺、昔ながらの日本のロングセラーの雲呑麺という感じ。

▼ 4-701 東戸塚のラーメン 「歓迎」

2010-06-13 | 環状2号を南下するラーメン
中華料理 担担麺:★★☆(訪問暦:3 w/便所姫)

「担担」とは天秤棒の事、「担担麺」は天秤棒の片側に七輪と鍋、一方に麺や調味料などを
吊して担いで売り歩いた蕎麦の事。
従って基本的には日本のわんこ蕎麦みたいな小さな汁なし蕎麦だったらしい。

日本の「担担麺」は中華料理の太祖陳建民が日本人の好みや当時の台所事情にあわせアレンジを
加えた上で四川飯店供したのが始まりらしい。

然し日本では担担麺のルールが無いのか、店によってまちまちの味付けと具材になっている。
肉のそぼろが牛肉や鶏肉だったり、叉焼が載っていたり、チンゲンサイ、ホウレンソウ、
サヤエンドウ、モヤシなどが添えられたり、みじん切りのニンジンがそぼろに加えられたり。
それこそ店によってバラバラという感じがするけれど、基本的には味付けは、ラー油、塩、
花椒(山椒の異種)芝麻醤がベース、それに少量の酢や醤油などを合わせる。

ルールが無い以上は、どういう担担麺でもいいのだけれど、此処の担担麺は一寸・・という感じかな。

○ 04-099 東戸塚のラーメン「丸勝」

2010-06-11 | 環状2号を南下するラーメン
中華料理 ラーメン:★★★★☆ (訪問歴:無数 w/タケ)

「ラーメン」という名前は日本で付けられた名前だけれど、語源は中国の「ラーミェン(拉麺)」
という説と「ラオミェン(老麺)」とという説があるみたいだ。
喜多方ラーメン会なんかは老麺を使っているが、「老麺」とは読んで字の如く古い発酵生地を
酵母種として発酵させたパスタ使用する麺、一方「拉麺」も、読んで字の如く「拉」とは
「引っ張る」という意味、手で引っ張り伸ばして細長い麺の形を形成する麺という事、
どちらも中国の伝統的技法だけれど、どっちもせっかちな日本人には向いていない。

だから日本の「ラーメン」は「老麺」でも「拉麺」無く「ラーメン」なのだ!!
因みに中国や台湾などで「ラーメン」は「日本拉面、日式拉麺」と呼ばれて、既に国際市民権を持った
日本を代表する料理の様だ。

が、然し、それにしてもこの日本の「ラーメン」、飲んだ後に食べるのが一番美味いのに、
何で居酒屋メニューに無いのか? それが不思議。

ところでこの店のラーメンは結構大人しい味、昼間に食べると些か物足りないのだが、
飲んだ後に食べるとやっぱり”格段”に美味しい!

○2-683 戸塚不動坂のラーメン 「幸楽苑」

2010-06-10 | 東海道を下るラーメン
ファミレス つけ麺: (訪問歴:??結構多数 W/便所姫)

180円のびっくりラーメンが神奈川から姿を消してしまった今、一番安いラーメンと
なると、やはり此処しかない!!

と言っても、安いのは客寄せ用のラーメンだけで、他はそんなに安い訳では無いけれど、
高い訳でも無いので、トータル価格としての平均で言えばやっぱり安いから助かる。
完全なファミレスだから、特にこれが美味いとかいう物は無いけれど、まあまあ、値段なりきには満足できるレベル。

そんな「幸楽苑」で、意外に美味かったメニュー発見!!
それほど大袈裟な話では無いのだけれど、小さな発見でも結構嬉しいものだ。
そりゃあまあ、ファミレスだし値段が値段だから専門店に比べれば結構な差はあるのだけれど、
ここの「つけ麺」結構イケた。

深い味わい? そんなものはまるで無いけれど、ツルっとした麺の感触と、しっかりとした
漬け汁の収まり具合が中々の物、これから夏に向けて一寸ハマリそう!!



大奥の風呂? 「極楽湯」

2010-06-08 | 今日は何して遊ぼうか?
芹が谷にある日帰り銭湯「極楽湯」は、ご近所さんという事もあって気に入っている。
正直な処、この種の日帰り銭湯はは値段が高いという気がする。
まあ、一人で行く分には然程でも無いのだけれど、家族でも連れていこうものなら大変だ。

同じ入浴料で箱根の温泉でも入れるとなると、そりゃどうしたって箱根に行く。
問題は箱根迄の往復時間、これが面倒となると近場で省略という事になる。

此の「極楽湯」の露天は温い。
屋内の方は丁度いいのに露天は温いので冬場は入りにくいのだけれど、季節がよくなった頃

丁度いい感じ。
それと、此処の食堂はどちらかと言うと居酒屋メニュー、風呂上がりの酒には丁度いいが、
風呂上がりの飯としてはもう少し工夫が欲しいという不満もあるけれど味的まあまあ。

「極楽湯」の一番のお気に入りは風呂へ続く長い廊下、ピカピカで結構気分がいい廊下。
大奥千人の女中をずらりと並べて床入りする将軍に・・ささやかな庶民の夢の御殿という感じ。
大奥の女中は殆どが旗本の娘、まあ、人質なのだろうけれどお手付き自由の将軍様は男のロマン、
せめて気分だけでも”極楽”にあやかりたい。