ラーメンツーリング

神奈川のラーメン屋をバイクで走りまわり、色々なお店のラーメンを紹介します。
時には温泉やバイクや旅のグルメ話なども。

思い出の一杯 高知「中村屋」韮ラーメン

2000-02-27 | 越境するラーメン
1998頃にカシオの綺麗なお嬢さんに連れて行ってもらった店で、確か「中村屋」と言った気がするが、
其の韮ラーメンが中々よかった気がする。

中村屋という店は日本全国どこにもあるのかも知れないが、義弟に長崎出身がいて、
長崎の中村屋(おでん屋らしい)のラーメンは最高に美味いと言っていた。
自分の知っている中村屋というと、高座渋谷(天空落しで有名)、札幌の中村屋、
大垣の中村屋(かつお出汁が美味かった)、それに小田原の中村屋(相当原始的なラーメン)位だが、
夫々特徴があって面白い。

そんな中で、高知の中村屋はかなり変った印象のラーメンだった気がする。
本当はラーメンよりもカシオのお嬢さんに気を取られていて、ラーメンの味はあまり覚えて無いのだけれど、
美人とラーメン食べたのは初めてだったので、思い出の一杯となったのだが。

温泉色々 氷柱の温泉

2000-02-22 | 旅と宿坊と温泉お話
「氷柱」と書いてつららと読むとまだ野趣味的で柔らかいけど、ひょうちゅうと読むと野生的でワイルドな感じ、
日本語って実に素晴らしい。
実物として、「ひょうちゅう」の風呂もあるのかも知れないけれど、「つららの風呂」の方が温泉旅としては情緒を感じる。

「山田温泉」 というと男は別のことをイメージするかも知れないけれど、ま、実際それも楽しみだけれど、
つららのお風呂も中々捨てたものではない。
実際問題として、男性的目的で山田温泉に行くなら冬じゃ無い方がいいと思うけれど、
女性連れで行くなら、つららの季節の山田温泉も悪く無い。
(山田温泉:ゆかさん)

フリーズした脳 「スカボロー・フェア 」

2000-02-21 | 旅と宿坊と温泉お話
昔昔、その昔、ケンブリッジで遊んでいた頃に先生から幾つか歌を教わった。
当然全て忘れた。只一つだけ脳に突き刺さった歌がある。

先生は男性だった。
だが耳の置くから聞こえてくるのはソレはソレは美しく澄んだ女性の歌声、其のあたりの記憶が定かではない。

縫い目も針目もないキャンブリック生地でシャツを作ってくれて、海と岸辺の間に土地を見つけてくれたら、
彼女は本当に愛になる」って、何だかさっぱり分からない歌。
美しい旋律と澄んだ美声に引付けられスカボロー市場に行って見たくなって出かけてみた。
季節的には丁度今頃、冬の最中のことだった。

Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary and thyme
Remember me to one who lives there
She once was a true love of mine

Tell her to make me a cambric shirt
(On the side of a hill in the deep forest green)
Parsley, sage, rosemary and thyme
(Tracing a sparrow on snow-crested ground)
Without no seams nor needlework
(Blankets and bedclothes a child of the mountains)
Then she'll be a true love of mine
(Sleeps unaware of the clarion call)

Tell her to find me an acre of land
(On the side of a hill, a sprinkling of leaves)
Parsely, sage, rosemary, and thyme
(Washes the grave with silvery tears)
Between the salt water and the sea strand
(A soldier cleans and polishes a gun)
Then she'll be a true love of mine

Tell her to reap it in a sickle of leather
(War bellows, blazing in scarlet battalions)
Parsely, sage, rosemary and thyme
(Generals order their soldiers to kill)
And to gather it all in a bunch of heather
(And to fight for a cause they've long ago forgotten)
Then she'll be a true love of mine

Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary and thyme
Remember me to one who lives there
She once was a true love of mine

ヨークシャー州の港町スカボロー、灰色の空の古くて小さな下町を想像していたのにホテルが並んだリゾート海岸の街、
全然失恋のイメージに合わない。
古城には大砲もありバイキング達と戦った古戦場なのかという気もしなくは無いが、
どうもこの歌詞と街は関係ない気がして折角の旅がしらけた。
スカボロー・フェア、イギリスらしくない綺麗な街、
出来ればShe once was a true love of mine に似合う淀んだ灰色の田舎街であって欲しかった。

愛人満の個室 冬の「老神温泉」

2000-02-13 | 旅と宿坊と温泉お話
満が雪を見たいというのでやや渋々と・・。
冬の間はバイクも動かせないし、本音を言えば誕生日の翌日位はゆっくりとしたいけど
渋っていると怒り出すから仕方なく。

新幹線に乗って老神へ。
何もこの寒いのに態々と思うのだが、南国育ちの満は雪を見たことが無いらしく
バスの車窓の雪景色に嬉々と感激していた。

宿は旅行雑誌から適当に安いところを選んだせいか、大きななホテルの割にはたいしたことは無く
面白くも何とも無いホテルだったけれど、すぐ下の渓谷に降りて満に急な雪の斜面を歩かせたら面白がっていた。
本当に雪は初めてらしい。

昔、映画で雪の原での愛のシーンがあったが、ありゃ嘘だ。
映画のシーンとして価値があったのかも知れないけど、冷たくてとてもそんな気にはならない。
満は雪の上でもというが、其れは男と女の物理的な問題、春の残雪ならともかく湯湯は絶対無理。

翌日、バスで吹き割りの滝へ行った。
結氷の状態はあまりよくなく氷の滝は思った程ではなかったけれど、それでも歩けたし
売店のおでんも美味かったし、天気にも上々で楽しめた。
たまには電車の旅もいいものだと思った。
(2000年2・12(土)-13(日):吹割の滝)

愛人満の個室 愛人満の飯処 「マック」

2000-02-10 | たまには 浮気しよう
マックはツーリングの集合場所としては最適である。
何処にでもあるし分かり易いし、大概バイクは止められるし朝飯食えるから特に寒い冬や熱い夏なんかは有難い。

満は寝坊助、毎回遅刻するからマック集合にしても意味が無い。
普通、遅刻している奴に電話しても運転中で出ないけど、満の場合は其の電話が目覚まし代わりだから敵わない。

ところでマック、牛丼がこの世から殆ど消えた頃でもハンバーグが出来たのは世界七不思議。
その筋に詳しい人曰く「最上級牛肉100%」を謳っているメーカー(マックとは言っていない)を
調べたら実は最上級牛肉は65~80%、ある店頭ではたったの20%だったとの事。

文芸春秋によるとハンバーガーの肉の大部分は乾燥食用ミミズ、100円バーガーの秘密はここにあったのか。

ラーメンの私的定義 「旭川ラーメン」

2000-02-04 | 越境するラーメン
聞くところに拠ると昭和初期に札幌の「竹家」が旭川に「芳蘭」を出したのが最初らしいが、
旭川ラーメンとして世に出たのは後世の過疎化対策としての村起こしが始まりらしい。

魚介類と豚骨、鶏ガラなどでダシを取った淡白なスープに醤油を合わせた単純なスタイル、
特徴であるラード使用は寒冷地なので熱が逃げないようにとの説も有るが、淡泊な味を補強する為だと思う。
加水率が低い北の大地の細い縮れ麺は余りにも短絡で素朴過ぎて神奈川の気候に合わないが、
この麺が又関東醤油には合わないので、神奈川に美味しい旭川が見つからないのは此処に原因がある。

結果として神奈川の旭川ラーメンとは 「合わない醤油で作ったラーメンのこと」という事になるが、
ご当地大雪山で食べた鹿肉入りの旭川ラーメンは美味かった。

雪の峠を走れるバイク

2000-02-04 | バイクの話
これは竹チャンマンのバイクです。

雨でさえバイクに乗るのは嫌なのに、雪のある山にバイクで行く気は普通はいないけど、
このバイクは何故か雪道に似合う感じがする。
先ずは絶対的に軽いこと、そして車高が低くてベタ足になれること、タイヤに凸凹がある事、
此れが雪道を走れるミニマムスタンダード。

その点このバイクは完全にクリアーしているから銀の道を見ると「行こう、行こう」という
竹チャンマンの気持は分かる気がします。
小型車だとなんとなく滑っても頑張れそうな気になるし。
(大山にて:竹チャンマン号)