今回は「神奈川のラーメンを守る会」に連れて行ってもらってのラーメン奇行、
横浜北部のラーメン食べ歩きは今回少な目の6店だけど、それでも果たして何店食べられるか?
6店中3店は初めての店、他の3店は久しぶりの店だけど、矢張り初訪問が優先かな?
R246と第三京浜に挟まれたこの一帯は、走り慣れていないから食べ慣れていないのか、
食べ慣れていないから走りなれていないのか、今回予定のくじら軒(本店)、近藤家(本店)、横濱家(本店)の他は、
魁力屋、しらいし、新福菜館、、白河中華そば、揚州商人、凛として、魂、とかそんなもの、
兎に角殆ど未開発なゾーンだけに楽しみ。
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① □藤が丘のラーメン 「大文字」
専門店 味噌(小):★★★☆ (訪問歴:初 w/神ラ守会)
此処は普通の合わせ味噌の他に辛味噌、特選辛味噌などがあり、味噌が得意らしい。
麺は普通が1,5玉で1050円、小だと1玉で850円、結構高いし実際小で十分な量。
今回食べたのは普通の味噌ラーメン、味的には”味噌でございます味”。
仙台と信州の合わせは我が家の味噌汁の味、昔から味噌汁では馴れているが、ラーメンにはどうかな?
当に味噌汁を飲んでいる感じのスープで、麺に絡むには多少無理がある。
辛味噌の方は一味で辛くしてあり、仙台が多いという訳では無いが、此方は一味が強過ぎ。
両方足して2で割った中間辺りが一番美味そうな感じ。
麺は味噌専用麺という感じ、小林製麺なんかにある例の加水の低い黄色いタイプ。
変わった処ではカレーチーズラーメン、名前の通りそのまんまという感じ、
薄く伸ばしたスープ状のカレーに雪印の蕩けるチーズの様なスライスチーズが数枚乗っている。
とても飲み易いスープ、ラーメンスープとしては一寸薄過ぎかも。
夏だからそういう調整をしているのかも知れないが、全体的に一寸緩い感じがした。
② ○あざみ野のラーメン 「支那そば 三三五」
専門店 支那そば:★★★☆ (訪問歴:初 w/神ラ守会)
ここは昔「たんぽぽ」と言う店だったらしく、その名前は聞いたことがあるからこの界隈では有名な店だったのかも知れない。
因みに茅ヶ崎の共恵にも「タンポポ」という支那ソバ屋があったけど、関係あるのかな?
今は店の名前からして支那そばが得意らしく、普通の支那そばと店の冠を採った三三五という支那そばがある。
麺は支那そばの方が細く28番かその辺、三三五の方は一般的な太さだけど、太い分、スープも濃くしてあるとの事。
処が・・、実際は逆、三三五を食べたメンバーが、「これ醤油ですか?」と言っていた。
なるほど・・、タレの分量を間違ったのか、三三五の方が味も色も薄かった。
支那そばの方は結構きつい出汁の煮干しラーメン、出汁をしっかり摂ってあるからパンチが強く、
かなり癖がある。
三三五とスープを間違ったのかどうかは定かでは無いが、付け麺食べた人が麺つゆが辛すぎる(濃過ぎる)
と言っていたから、分量を間違えた可能性も無くは無い。
「支那そば」と「三三五」のスープを逆にしたら結構美味い気がする。
大勢でバラバラな注文したから”怒った”のかな?
店の雰囲気も悪くは無いしスープもしっかりしているのに残念だった。
③ センンター北のラーメン 「くじら軒」はパス。
横浜では人気のある店、本日の特別メニューの”排骨麺”は一寸惹かれたけれど、連食で”排骨麺”はチョト重過ぎる・・。
本店は久しぶりなのだけれど、此処も出汁が効き過ぎの傾向があるので三三五と味が被ってしまいそうでパス。
④ ※横浜市歴史博物館
横浜市民で有りながら{横浜市歴史博物館}という存在自体をまるで知らなかった。
円形ホールの見ものは原始時代~古代の辺り、元祖横浜はこの辺りに在ったのだと知る!!
中で15分映画をやっているらしいのだが、今回はタイミングが合わず・・是非また来たい。
⑤ ※大塚遺跡
歴史博物館と歴博通りを隔てた向かい側にある遺跡に弥生時代の住居集落が複製で立てられていた。
周囲を掘で固めて獣の侵入を防ぐ水路的な物があったけれど、井戸が見当たら無い。
結構高台に在って、水はどうしていたのか不思議。
ともあれ横浜にこんな遺跡があったとは・・と、太古を偲んで一寸感動!
⑥ □北山田のラーメン 「近藤屋」
専門店 醤油(小):★★★☆(訪問歴:3 w/神ラ守会)
近藤家はこの本店のほか川崎・相模原・南町田と食べたけれど、あまり当った事が無い。
相模原・南町田は閉店してしまった?という噂があるけれど、それもアリだなと言う気もする。
家系ではあるが六角家系統のマイルド組、家系の中では最も家系らしく無い店の一つ。
近藤家のスープは淡麗甘口、肌理の細かい柔らかい味が特徴で、吉村直系とは明らかに味が違う。
近藤家が家系らしく無いと言われるのは魚介のせいだろうが、本店が出来た頃は、
もっとインパクトの強い味だった気がするし、当時は絶賛していた記憶がある。
吉村の味は或る意味ハード過ぎる事もあって、吉村の系列でもマイルド組が増えているが、
そう言う意味では近藤家は時代を先取りしたいいラーメンだった。
然し、今の近藤家には昔の異端児的な気骨が感じられない。
普通に”その辺にあるマイルド組家系”と何も変わらないのが昔の味を知る者にとっては寂しい気がする。
それにしてもいつもながらホウレンソウは貧弱、この辺りは伝統が健在??
今回は食べ終わった後で、「あれ?ホウレンソウ入ってたっけ?」という位。
後で写真見て、”オウ、あったあった、辛うじて! ”、ま、こういう懐かしさも悪く無い。
⑦ ※デニーズ休憩
麒麟一番搾り中ジョッキ480円。
初めて食べたデニーズはカリフォルニア、英語が不自由でも正確に注文が出来る有りがたい店だった。
その後、ヨーカ堂がライセンス契約して日本にも出来たけど、アメリカでの”感謝”もあってか
スカイラークより安くて美味かった気がする・・・のだけどデニーズも遂に全面禁煙。
アメリカとは大分考え方が違うって感じ、残念だがもうデニーズに行く事は無いかな。
⑧ ふれあいの丘 「横濱家本店」は今回パス。
「横濱家」は家系とは言い難いが、家系風の中では食べやすいラーメン。
マイルドと言えばマイルドだが、軟弱化したマイルドでは無く生まれつき売れる為の味という経営的なマイルド味。
横濱家の魅力は味よりも広い空間、どの店も綺麗だし、ゆったりと食べられるのが魅力。
今回は外人が家族4人で食べに来ていたけど、ラーメンを国際食にするって言うのは凄い。
それにしても「近藤家」の後に続けて「横濱家」とは、今回の企画は何気に意図的?
何だか”横浜ラーメン歴史旅”と言う感じ。
⑨ ○鶴見のラーメン 「MAX BET」
専門店 クロガツオソバ:★★(訪問歴:初 w/神ラ守会)
この店は横須賀の「若松」だったらしいのだが、「若松」とは雰囲気が違う。
それこそ180度方向転換、此処まで極端に方向転換出来る店主の能力の高さに吃驚。
ここのお勧めは付け麺と聞いていたのをうっかり忘れて汁物にしてしまった。
クロガツオそばという名前の魚介ドロドロな感じのラーメンは鰹節スープ、それも強烈な出汁、
カツオの骨肉を炊いているのか、鰹節を煮しめたのか、兎に角汁そばの常識を超えたドロドロでザラザラな舌感触。
ラーメンを賄い用にしたつけ麺に対し、付け麺を賄い用にしたラーメンと言う感じ、この発想には中村栄利も舌を巻くかも。
鰹味だから煮干と違ってかなり甘く、中華というよりは和蕎麦感覚だが確かにラーメンでは無くソバと書いてあった。
麺は何番か分からないけどかなり太く東池袋大勝軒クラス、汁ソバとしては重過ぎる。
つけ麺の麺つゆも同じベースだが、こちらには梅干の酸味があって、麺の太さに合っている。
此方の料金、ツケメンの場合は1BET200g 2BET250g MAXBET 320gとも680円、
因みにQUEEN500gは +200円、KING600g以上無制限に+300円で食べられるらしい。
大食いの彼女とつけ麺デイトするなら雰囲気もナウイし此処はいいかも。
但しソバの場合は1BET160g 2BET250gとも680円だが其れ以上が無い。
味も量も店の雰囲気も若者向き、年寄りには1BET160gでも完食は結構きつい。
尤も、既に4杯目、腹の方もそろそろ限界だったけれど。
⑩ ※鶴見の「笑笑」はパス。
今回のラーメンツアー、港北なのに何で”鶴見の「MAX BET」が?」と思ったが、
どうやら”反省会”と地理的因果関係が?
「デニーズ」で飲んで「横濱家」で飲んで、反省会は「笑笑」。
飲み会と言うのは飲んでからラーメン食べるのが普通だけれど、この会はは逆、食べてから飲む!!
しかも大量にラーメンを食べ歩いた後に、エンドレスで飲むというのだから恐ろしい。
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さて、今回のツアー”美人で賞”は?
今回「大文字」から始まった女将は偶々みんな姿形が似ていた。
みんな細くて若くてみんな美人だし、背丈も雰囲気も似ているので選択に難渋する。
誰が誰だか分からないという感じなので、今回は特徴的美人だった歴史博物館の切符売りさんに決定!!
角度によってはお笑いの”鬼奴”にも似ているけれどすらりとした美人のお姉さまで一寸タイプだし。
次回は・・・
今回も色々名店に連れて行ってもらった。
今回は北部初めての企画なので、オーソドックスな組み合わせだとの事だったけれど、
流石「神奈川のラーメンを守る会」、いい店を沢山案内して貰えて感謝感謝。
今回のツアーで局地的な方向感が大分養われた。
何しろ歩いて食べ歩きをしたのは初めてなのでイマイチ距離感に心もとないところもあるが、
バイクで行けば店と店の間隔は10分以内という感じだし、地の利さえ分かれば道は広いし駐輪も楽な感じ。
次回は、歴史観再訪も兼ねて、センター北の「青蓮」、センター南の「彦助」、東山田の「あびすけ」辺りも行ってみたい。