エセ バドＧＡＬ 「バドちゃん」

バドちゃんは接客上手、爽やかなお色気なんて生易しいものじゃ無い。
持って生まれた亜鉛タップリな妖艶さ、人を反らさないトーク、手付き物腰のしなやかさ
、加えて甘い声で、奇抜な発想力と飛びぬけた行動力、
特にその知性豊かな会話力に中年のオッサン客のだれもがメロメロにされてしまう。
大学時代は相当な人気者だったというのも、なるほどと分かる気がする。

ビール売りにするからバドギャルやれ！とかバニー着ろ！とか言っても、嫌がらずに
率先して直ぐに飛び付く。
普通、一寸は恥ずかしいからと尻ごみする恰好でも全然平気、これが新人一年生？
当にサービス業は天性という感じ。

バドちゃんは部下の部下の部下、従ってバドちゃんを口説くには彼らの許可がいる。
然しバドちゃんはけれらにとってもお気に入り、そう簡単には許可を出さない。
もたもたしている内に部下の部下の部下に取られてしまった。
風通しの悪い会社はよく無い！！　
もっと風通しをよくして石の疎通を穿かれる様にしなければいかん！！






（バド：都内某企業の研修所にて）