らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

いずれアヤメか杜若

2024-05-03 | 

今、私の畑にはアヤメが咲いています。
菖蒲と言えば、慣用句に「いずれアヤメかカキツバタ」があります。
意味はご存じのように、アヤメも杜若もよく似ていて区別がつけがたいことから、いずれも優れていて選択に迷う事の例えです。

「菖蒲(アヤメ)」
アヤメはアヤメ科アヤメ属の多年草で、畑や山野の草地に生え、特に湿地を好むことはありません。
葉は直立し、草丈は50~80cm程度になり、5月頃に花径8㎝ほどの紫色の花をつけます。
前面に垂れ下がった花弁(外花被片)には網目模様があるのが特徴で、これがこの花の名前の由来となっています。

・畑のアヤメです。花弁の網目模様が特徴です。


「慣用句の由来」
タイトルの「いずれアヤメかカキツバタ」の由来は、平安末期の武将・源頼政が鵺(ぬえ)という怪鳥を退治した褒美として、菖蒲前(あやめのまえ)という美女を宮中から賜る際、十二人の美女の中から選び出してみよと命じられて詠んだ次の歌にあります。

五月雨(さみだれ)に 沢辺の真薦(まこも)水越えて いづれ菖蒲と引きぞ煩(わずら)ふ」
 意訳:五月雨で沢辺の水かさが増したため、マコモも水中に隠れてどれがアヤメかわからず、引き抜くのをためらっている

「菖蒲と杜若の見分け方」
慣用句にあるアヤメとカキツバタの見分けは模様を見ましょう。

「アヤメ」の特徴
・花色は紫色ですが、稀に白色もあります。
花には、網目模様が、外側の花弁に黄色い模様がある。
・葉は長さ30~50cmで、幅は5~10ミリの剣状をしており、中脈は目立たない。
・適地は、山野に生え、水とは関係のない畑や乾いたところにも育ちます。
・花期は5月上旬~中旬
・和名の文目(あやめ)は、外花被の基部に綾になった目があることが名前の由来となっています。

・杜若です。花弁の中央に白い紋があります。


②カキツバタ」の特徴
・花色は紫色、白色、紋などがあります。
・花には、網目模様はなく、外花被片に白い斑紋があります。
・適地は、水中や湿ったところに群生します。
・花期は5月中旬~下旬
・カキツバタの名前の由来は、この花から花汁を作り服を染めていたことから、「書き付け花」と呼ばれ、ここから転じて「カキツバタ」という名前になったということです。

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1 コメント

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カキツバタ  (もののはじめのiina)
2024-05-03 09:48:03
> 服を染めていたことから、「書き付け花」と呼ばれ、ここから転じて「カキツバタ」
これは知らなかったです ^^


> ホームページ ・・・ 一般の個人はその必要性が少ないように感じます。
もの好きがいますから、好奇心で作る人がいますょ。
iinaは、1999年に素人でもホームページを創れるというのではじめました。
      http://iina.g3.xrea.com/
直ぐ後に登場した「掲示板」が交流の場になって大いに盛り上がりました。

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