らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

人懐っこい「セキレイ」

2022-02-07 | 家庭菜園

先日、じゃが芋の植え付け準備のためテーラーで畑を耕していると、セキレイが数羽集まってきました。
セキレイはテーラーや草刈り機の音が聞こえると、餌となるミミズや虫たちが現れるのを知っているのでしょう。
人や機械を怖がることなく、すぐ傍まで近づいてきます。
このようなセキレイの行動がとても可愛いくて、人懐っこいのでカメラに収めました。

「セキレイ」
セキレイはスズメ目 セキレイ科に属する鳥の総称で、日本ではふつうキセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイの三種をさします。
全長20cm前後で、大きさはスズメよりやや大きく、尾は長く、体は黒白、または黄と黒に染め分けられた美しい野鳥です。
「セキレイ」という名は、中国での呼び名「鶺鴒」を音読みしたもので、「背筋を伸ばした美しい姿勢の鳥」という意味だそうです。

なお、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイの三種の区別は次の通りです。(ウィキペディアより)
・ハクセキレイは 顔は白く、黒い過眼線が入る。セグロセキレイと類似するが、眼下部が白いことで判別できる。
・セグロセキレイは頭から肩、背にかけてが濃い黒色、腹部が白色で胸部は黒色です。
 ハクセキレイとの見分け方は、眼から頬・肩・背にかけて黒い部分がつながるところで判別できます。
・キセキレイは頭から肩、背にかけてが灰色、上腹部が白色、下腹部が黄色で、他種と容易に見分けられます。

・草を取っていると50~60センチくらいまで近寄ってくるハクセキレイです。


「日本書紀のセキレイに関する記述」(ネットより)
セキレイは尾羽を上下に振りながら歩く習性があります。
神話ではイザナギ、イザナミの神がこの動作を見て、男女交合を知ったとされています。
日本書紀にその記述があって、ネットにその部分の大まかな現代語訳があったので併せてご紹介します。
「陰神先唱曰。美哉。善少男。時以陰神先言故、為不祥。更復改巡。則陽神先唱曰。美哉。善少女。遂将合交、而不知其術。時有鶺鴒飛来揺其首尾。二神見而学之。即得交道。」

「現代語訳(至って大まかな語訳です)」
『まず女神(陰神)が先に言葉をかける。「あら素敵な男性だこと」と。ところが女のほうから先に声をかけるのはよくないというので、あらためて男神(陽神)のほうから、「おお、なんと素敵な女性に会えたことよ」といって、さてそれでは、交合しようということになり、イザナギが『私の体の陽のところで、あなたの体の陰のところをふさぎたいと思う』と言い、いざそれをしてみようとしたところ、陰を陽でふさぐのは頭では理解しているものの、実際のところどうしていいかその術を知らなかった。すると、そこに鶺鴒(セキレイ)がやって来て、尻尾を上下に振って見せた。ああそうすればいいのかというので無事に交合をした』

・ハクセキレイです。撮影のため近寄ってカメラを向けたところ、このようにポーズをとってくれました。


「セキレイの別名」
セキレイにはたくさんの別名があり、尻尾の動きが石などを叩いているように見えることから「イシタタキ」「イワタタキ」「ニワタタキ」などとも呼ばれます。
さらに、「オシエドリ(教鳥)」「コイオシエドリ(恋教鳥)」「トツギドリ(嫁鳥)」「トツギオシエドリ」「トツギマナビドリ」「ミチオシエドリ」等、たくさんの別名を持つ野鳥です。

・手前のセキレイは怖がりませんが、奥の鳥は常に2~3m以上の距離を保っていました。


農家の人たちは野鳥を追っ払ったり、怖がらせたりすることをしないので、セキレイもそのことを知っているのでしょうか?
直ぐ傍までやってきては可愛い仕草を見せてくれます。
野鳥って、傍で見ると本当に可愛いですね。





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1 コメント

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鶺鴒  (iina)
2022-02-07 11:19:09
「セキレイ」を見かけますが、鶺鴒と綴るのですね。

神話に登場するとは知らなかったです。
しかも、イザナギとイザナミの二神に性教育したとは、おもしろいです。
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