らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

義と儀と議の使用区分

2017-09-18 | 雑学

皆さまは文章を書く時、漢字で迷うことはありませんか?
私はよく迷うので辞書が欠かせません。
今日は偏の有無や違いによる紛らわしい語、「義」と「儀」、「議」についてその使い分けを調べました。

先ず、手元にある辞書、「漢字に強くなる本」を見ると次のように書いています。
「義」・・・字源は、神への供物がきちんと整い揃っている意。一説には美しい舞の姿、美しい礼を行う姿の意と言う。
     そして、その意味は、よい。ただしい。正しい筋道。道理など。

「儀」・・・字源は、礼に叶った人の行いの意。意味は立派なふるまい。礼式。作法など。

「議」・・・字源は、事のよろしきを論ずる意。意味は諮る。相談する。議論するなど。

もう少し分かりやすく言えば、
・「義」は、正しい筋道や、道理、代わりのものを意味しています。
 例えば、「道義」は行うべき正しい道なので「義」になり、反対の意味の「対義語」や、足の代わりになる「義足」も「義」になります。

・「儀」は、整っているものや、模型を意味しています。
 例えば、地球の模型は「地球儀」、整った作法で行う式の「儀式」は人偏のある「儀」を使います。

・「議」は、意見を出すことや、話し合うことを意味をしています。
 例えば、意見を出し合う会の「議会」や反抗して意見を出す「抗議」、意見を申し立てる「建議」などは、言偏のある「議」を使用します。

漢字の意味を考えると分かりやすいので、使用する時は間違わないように気をつけたいですね。