先日のニュースで、自動的にドクターヘリに通報するシステムについて報じていました。
その内容は、大手自動車メーカーと、ドクターヘリを運用する病院などが、重大な交通事故が発生した場合に、自動的にドクターヘリに通報するシステムを共同で開発し、11月30日から試験的に運用を始めたと言うものです。
このシステムは、トヨタ自動車やホンダ、それにドクターヘリを運用する病院で作るNPO法人「救急ヘリ病院ネットワーク」などが共同で開発したもので、北海道や千葉県、長崎県など全国9つの病院で30日から試験的に運用を始めたそうです。
交通事故が発生すると、車が衝突した時の速度などのデータが直ちに専用のコンピューターに送信され、280万件に上る過去のデータと突き合わせて重大な事故と判断すれば、ドクターヘリを運用する病院に自動的に通報する仕組みだそうで、ドライバーが意識を失い、目撃者がいない場合も迅速に対応できるということです。
素晴らしいシステムが運用開始になったようですが、でも、それに頼ることなく、交通事故を起こさないように、安全運転を心掛けて欲しいですね。
ところで、ヘリコプターと言えば、もし飛行中にヘリコプターのエンジンが止まってしまったら、一体どうなるのでしょうね。
石のように落ちてしまうのでしょうか?
ご安心ください。エンジン故障などによって動力を失ったヘリコプターでもすぐには墜落しないように、オートローテーション(自動回転)と呼ばれる飛行方法によって緩やかに降下できるよう工夫されているそうです。
丁度、竹トンボが落ちてくるのと同じような感じで降りてくるようで、ヘリコプターの飛行訓練中には必ずこの練習をすると言うことです。
つまり、練習するくらい安全だということです。
但し、機体を立て直すためには最低200メートル以上の高度が必要なことと、瞬時に的確な着陸地点を見つける必要があるそうです。
時々、「ヘリコプターが墜落。乗員は全員死亡」と言うニュースを耳にしますが、これは安全に着陸できる場所が発見できなかったために起きた不幸な事故で、もし、牧場などが近くにあったら安全に不時着できた筈ではないか、と考えられるということです。
とは言っても、何トンもの鉄の塊が空を飛んでいる訳ですから絶対に安全とは言えませんが、少なくとも飛行機のエンジンが突然止まった場合よりは安全なのだそうです。
・海上自衛隊の「オートローテーション(自動回転)」の訓練飛行の模様をご覧ください。
「お詫び」
いつも当ブログにアクセスいただきありがとうございます。
所用のため、明日から数日間(少し長引くかも知れません)、ブログの書き込みを休ませていただきます。