昨日の大阪は久しぶりに雨が降り、熊取でも降水量25.0ミリを記録しました。
カラカラに乾いていた畑には恵みの雨で、当地では殆どの農家で今日から田植えが始まりそうです。
我が家でも胡麻を定植するために、この日を待っていたのですが、苗の生長が早くて待ち切れず、猛暑日が続いていた12日に定植しました。
今日は護摩の定植をご紹介します。
胡麻は日本で使用される99.9%を輸入に頼っているのが現状です。
財務省貿易統計によると、2006年のゴマの輸入量約16万トンに対し、国内生産量は約200トン程度で、全体の僅か0.1%にとどまっています。
その貴重な国産胡麻をせめて自家消費分は自家栽培しようと思い、我が家では毎年植え付けているものです。
・種は直播きせず、まとめて植えて芽だしをし、苗が10㎝ほどになったところで定植していますが、これはその定植用の苗です。
準備していた畝はカラカラに乾いていたので、植える前に水を撒き、定植後にもう一度水遣りをしました。
更に翌朝水遣りを行いましたが、日中の日照りで萎れてしまったので、急遽、寒冷紗を覆うことにしました。
・薄い寒冷紗は余り効果なく、35度を超える日中の気温ではこのように萎れてしまいます。
・厚い寒冷紗は畝の湿り気も保持されて元気に育っています。
今年は3畝に植え付けました。
昨日の慈雨で一息ついたので、もう寒冷紗は必要ないと思います。
「胡麻の栽培方法」
・種蒔きの2週間前に苦土石灰を100g/㎡と堆肥2kg/㎡をいれて耕し、1週間前に化成肥料80g/㎡入れて畝を造ります
・畝幅60cm、株間10cmで2条蒔きとしました。
・種は直播きせず、まとめて植えて芽だしを行いました。1週間程度で出芽します。本葉が2~3枚になったところで定植しました。
・1ヶ月ほどで蕾がつき始め、その後、数日で下部から上部へ順に開花していきます。
・花の後、莢(子房)ができてその中に種子ができます。
・莢が茶色に変色したら摘み取って収穫します。
・よく乾燥させると莢が割れて種子が出てきます