熊取地方は空梅雨を心配していましたが19日に漸く梅雨らしくなり、3日間の降雨でそれまでの畑の乾燥を解消してくれましたが、これより先の17日にイチゴの育苗のために親株の植え替えをしました。
そこで今日は簡単なイチゴの育苗についてご紹介します。
私のイチゴの苗作りは、毎年梅雨のこの時期に親株を植え替えして行いますが、今年は雨が降らず、畝がカラカラに乾燥していたことから梅雨の雨を待っていたところ、乾燥で親株が傷み始めたので、急遽、天気予報の雨マークを確認して植え替えしたものです。
私の育苗法は至って雑なもので、親株のランナーを自由に伸ばさせ、水遣りだけで発芽させるものです。
・先ず、収穫時に形の良い実をならせた株から苗を採るために、その株に目印として紐を巻いておきます。
・別の畝に植え替えるために紐が結ばれている株を掘り起こします。
・掘り起こした親株の葉は出来るだけ落とし、根の負担を少なくします。
・畝が乾燥しているので、植える個所に穴を掘って水を流し込みます。
その穴に準備した親株を植え、その後もう一度たっぷりと水を遣り、更に畝全体を湿らせます。
天気予報通り翌日雨が降ってくれれば親株はしっかりと活着しますが、実際には翌日雨は降らず、萎れかけていた親株が枯れないように2日ほどたっぷりと水を遣りました。
良い苗を採るためには伸びているランナーの2番目、3番目の芽を育てるのですが、私は自然のままにしておき、太い株に育った苗だけを来年植えます。
夏の水遣りは、畝全体が湿るようにバケツで水撒きをします。
極めて大雑把な育苗ですが、素人の育苗としては、これが一番簡単で手間がかからない方法だと思っています。