「男は度胸 女は愛嬌」と言う諺があります。
この諺は「女は愛嬌 男は度胸」とも言い、男と女の美徳(大事なもの)を端的に示している言葉で、「男は度胸」とは、男にとって大事なのは決断力があって物怖じしないことであり、「女は愛嬌」とは、女にとって大事なことはにこやかで可愛らしい振舞いだと言うことです。
これは男女のあり方を「度胸」と「愛嬌」の「きょう」の語呂合わせで言った言葉で、この後「坊主はお経」と続けて言う事もあります。
この言葉の由来は、世の中が安定した明治時代以降に、度胸のある男や愛嬌のある女が少なくなったことを嘆いて身近な存在を「きょう」という語呂合わせで言われるようになったそうです。
そう言えば昔「タバコ屋の娘」というコミックソングが流行っていましたね。
世の男性はタバコを吸っても吸わなくても、愛嬌のある看板娘見たさにタバコを買いに行っていたのでしょうね。
「タバコ屋の娘」
〽 (男)向こう横丁のタバコやの
(男)可愛い看板娘
(男)年は十八 番茶も出花
(男)愛しじゃないか
(男)いつも煙草を買いに行きゃ
(男)優しい笑顔
(男)だから毎朝毎晩
(男)煙草を買いに行く
(女)この頃毎朝毎晩
(女)煙草を買ってくあの人は
(女)なあんて煙草を のむんでしょ
(女)あきれた人ね
(女)おまけに煙草を渡す時 変な目つき
(女)それでもお店にゃ大事なお客
(女)毎度ありがとう向こう横丁のタバコやの