「衣食足りて礼節を知る」と言う格言があります。
経済が安定して初めて人間の心にゆとりが生まれることをいいます。
礼儀と節度は私達が生活していく上で身につけておかなければならない最低限の道徳では無いでしょうか。
昨日は、大相撲の元時津風親方と兄弟子3人が傷害致死容疑で逮捕されました。
稽古や躾に名を借りたリンチ殺人であると思うのは衆目の一致するところでしょう。
これは明らかに節度を越えた一例だと思います。
現在は一部に格差はあるものの、経済は安定し、飽食の時代で、何不自由なく暮らせる社会ですが、人々の心にゆとりがみられないように感じられます。
「衣食足りて礼節を知る」 この言葉は、今では死語になったのでしょうか?
このような時こそ、私たちの周りの人達に対し失礼が無いか、もう一度見直してみようではありませんか。
意味は少し違いますが、マナーについて書いてみます。
「和食のマナー」
皆さん、毎日の食事において、箸を無頓着に動かしていませんか?
箸の使用マナーとして次の事に注意しましょう。
1.刺 し 箸 煮物などを箸で刺して食べること
2.そ ら 箸 一度箸をつけた料理を取らないこと(箸をつけたら食べましょう)
3.ね ぶ り 箸 箸を口でなめたり吸ったりすること
4.振り上げ箸 会話が弾んだときなどに、箸を指揮棒のように振り上げること
5.迷 い 箸 どれを食べようかと、料理の前で箸先をあちこち動かすこと
6.寄 せ 箸 箸を使って器を引き寄せること
7.も ぎ 箸 箸にご飯粒がくっついているのを口でもぎ取ること
8.さ ぐ り 箸 盛られた料理を箸でかき回し、下から探り出して好きなものを食
べること
割り箸の割り方について
上品な割り方 両手で水平に持ち、上下に割ります。
悪い割り方 箸を縦に持って左右に割るのは縁起が悪いとされています。
失礼な行い 割った後に、両方の箸をしごき合わせ、ササクレを落とすこと。
「ササクレができるような質の悪い割り箸」と言う印象をあたえる
ため。
ご飯、刺身などの食べ方については明日書きます。
お楽しみにお待ちください。
(明日へ続く )