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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

北方領土の日

2008-02-07 | 時事

2月7日「北方領土の日」です。
ご存知でしたか?

北方領土とは歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島、の4島を言います。

北方4島についてはロシアに対し、日本の固有の領土として返還運動をしていますが、その割には国民の関心は低いように思います。

本日の新聞、テレビの報道でもこの問題について余り報道されていないようです。
領土問題は国益にかかわる事なので、国民の皆さんが関心を持って欲しいと思います。

さて「北方領土の日」はどのようにして定められたのでしょうか?

今から27年前の昭和56年1月6日、返還気運を盛り上げるためとして、第3次鳩山
内閣の閣議で、毎年2月7日を「北方領土の日」とすることが決まりました。

何故2月7日かと言いますと、安政元年(1855年)2月7日に日露通好条約が締結
されたので、この日に決まったそうです。

日露通好条約では択捉島より南は日本の領土ウルップ島より北はロシアの領土とすることが決まりました。

この北方4島はかつて一度も外国の領土となったことはありません。
日本が固有の領土と主張する根拠はここにあります。

この固有領土である4島を、ソ連(現ロシア)は昭和20年8月15日の終戦後の9月3日に占領しました。

これにはアメリカ、イギリス、ソ連3国によるヤルタ会談の密約があったと言われて
いますが、日本が降伏した後に占領したことは事実です。


戦後まもなく返還を求めた運動が始まります。

昭和20年12月1日に根室町長がマッカーサー米国司令長官宛に北方領土返還に
ついての陳情書を提出したのが始まりと言われています。

政府も積極的に取り組みました。
昭和31年(1956年)の日ソ共同宣言により歯舞群島、色丹島の返還が明記されましたが、2島返還やその他の要因により条約締結には至りませんでした。

その後、ロシアに対し4島一括返還を求め続けていますが、戦後63年になる今日まで具体的な進展はありません。

今年はロシアの大統領が交代する年でもあり、この問題が進展することを期待したいものです。

早く領土問題が解決してロシアとの間に平和条約を締結し、お互いに信頼できる
真の友好国になりたいものですね。

 
(一言メモ)

  9月3日を「ソ連北方領土不法占拠に講義する日」としています