立春
2008-02-04 | 雑学
今日は二十四節気の1番目「立春」です。
「立春」については、1月22日付「雑学」の「二十四節気」で簡単に書きましたが、もう少し詳しく書きたいと思います。
「立春」とは「春の気立つを以って也」とされています。
所謂、春の気配が現れてくる頃ですが、春の気配どころか、昨日は全国的に寒波に見舞われ、東京では積雪による交通事故や転倒によって人的被害が出ているそうです。
唱歌の「早春賦」の歌詞にある、「春は名のみの 風の寒さや」 のとおり春はまだ
まだ先のようですね。
それもそのはず「立春」の本来の意味は「寒さを極める時期」であり、
「立春だからこの寒さ、春の気立つ」と言われています。
天文学的には、太陽の黄経270度の「冬至」から315度の「立春」まで、既に45度
太陽が回っており、その分昼が長くなってきたところですが、季節の方は「寒の内」が明け、寒さを極めたところであり、未だ冬の状態が続いているのが現実です。
三寒四温を繰り返しながら少しずつ春が近づいてくると思います。
春が待ち遠しいですね。
(一言メモ)
「春一番」とは、この日以降に初めて吹く南よりの強風を言います
またこの日を基準にして88日目を「八十八夜」と言い、
210日目を「二百十日」と定めています。
「年内立春」とは、旧暦の正月の前(年末)に「立春」が来ることです。
今年の旧正月は2月7日なので「年内立春」になります。
珍しいことではありませんが時々あります。
「新年立春」
これに対して旧正月以降に「立春」が来れば「新年立春」となります。
「梅の開花」 この頃から梅の花が咲き始めます。